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【地球環境について考える】みつろうエコラップ

地球環境シリーズ第二弾です。
前回は、海洋プラスチックゴミについて調べてみました。

そこで出てきた【みつろうエコラップ】について今日はまとめてみようと思います。

なぜこけびーのアンバサダーに?

昨年12月、私はKoKeBeeというみつろうエコラップの製造・販売をしている会社のアンバサダーになりました。

実は、手に職が欲しいな〜と思ったのがきっかけです。
ワークショップなどで講師の方を集めることはしているけど、自分にも何かできることはないかな〜とぼんやり考えていた時に、ちょうどみつろうラップのことが気になっていて、「どこで買えるかいまいちわからないし、ワークショップの講師とかできるようになったらこれから需要あるのでは!?」と思ったのが最初。
そこで、どうやったらラップ作りの講師になれるのか?と検索して出会ったのがこけびーのアンバサダー制度でした。

私たちはラップを売りたい会社ではありません。

アンバサダー募集のページに書かれていたこの言葉に惹かれ、HPをくまなくみて、怪しい会社ではないか?ネットワークビジネスではないのか?などの不安要素もしっかり解消した上で数日後にはアンバサダーコースに申し込みをしました。
(ということで、今回はこけびーのHPに掲載されている内容を主にまとめていきます)

そもそもみつろうラップってなに?

みつろうラップとは、布にミツロウを染み込ませて作る食品保存用のラップです。
みなさんが家庭で使用しているサランラップの、再利用可能(使い捨てでない)版です。
オーガニック先進国のオーストラリアやニュージーランドでは【eco wrap】【beeswax wrap】と呼ばれすでに多くの人に愛用されています。
みつろうには優れた保湿性や高い抗菌力がありリップクリームやハンドクリームをはじめとする基礎化粧品にも含まれていることが多くあります。

みつろうとは、ミツバチの巣を融解させてロウ分を採取して生成したものです。薄黄色で、植物油などに溶けますが鉱物油には溶けません。ミツロウには、はちみつやプロポリスの成分が含まれるため、保湿、抗菌性、防水性に優れ、自然治癒効果も抜群。肌の炎症や切り傷、火傷にも利用されています。

引用元:https://www.kokebee.com/concept

みつろうを使う意味

その昔、アインシュタインが「ハチがこの世からいなくなったら人類は4年で絶滅する」と言っていたことはご存知でしょうか。私たち人間の食べている地球上の作物の約70%は、ハチの受粉活動によって成り立っているのです。
そのハチの数が今、世界中で減少しています。農薬や殺虫剤の影響が、大きな理由ではないかといわれています。
ミツバチが消えてしまうと、それまでハチの受粉によって実をつけていた農作物が育たなくなってしまうため、たくさんの野菜が食べられなくなります。家畜のエサとなる穀物も育たないため、肉やミルク、乳製品も食べられません。また、繊維も生産できなくなって、衣類や紙製品もなくなります。ハチがいなくなると、世界が大きく変わってしまうのです。
KoKeBeeのみつろうエコラップでは、原料にハチの巣から取れるみつろうを使うことで、これを販売する養蜂家に貢献しています。また、エシカルなやり方で活動している養蜂家を厳選して応援してもいます。

引用元:https://www.kokebee.com/concept

私たちが日々口にしているものの多くはハチの受粉活動によって成り立っていること。ハチがいなくなると私たちの生活に大きな影響があること。
そんなハチたちが農薬や殺虫剤など人間が作り出したものの影響で世界中で減少しているということ。

こけびーのHPを見ていて、初めて知ったことでした。

使用する布について(コットンとオーガニックコットンの違い)

アンバサダーとしての活動をするにあたり、課題がいくつかありそのうちの一つにオーガニックコットンについて調べてみるという項目がありました。

※コットンとは…綿(ワタ)の木の種を守るために生える白いふわふわした部分(種子毛)が綿(コットン)になる。原産は約8000年以上前のメキシコといわれており、そこからインド・エジプトを経てヨーロッパ・中国へ、日本には平安朝初期に中国から輸入される。主要生産国は、アメリカ・中国・インド・エジプトなどで、国土が狭い日本ではほとんど栽培されていない。

普通のコットンを栽培する際、かなりの量の化学肥料と農薬が使われているんだそうです。
害虫駆除、雑草の管理、防カビや殺菌消毒、収穫前の落葉剤などで、国ごとに厳しい規制が設けられていますが、それでも環境や農家の人たちの健康に影響を与えています。
また、過剰な化学肥料が土壌に残ると地下水の汚染、土壌微生物の消滅などにより、作物を育てる土壌の力が減少します。土の中にいる良質な微生物さえも殺してしまうので、畑が死んでしまうのです。

※オーガニックコットンとは…
3年以上合成化学物質を使用していない農地で、合成化学肥料を使わずに育てられたもの。

そんな中で、オーガニックコットンは有機肥料などを使用して栽培をします。
化学肥料や農薬を使わなくなってから3年が経ってようやく認められます。
害虫駆除や雑草の管理や収穫の際にコットンに他の葉っぱがくっつかないようにする、などたくさんの手間がかけられて丁寧に作られています

実は、収穫されるコットンそのものにはオーガニックコットンでも普通のコットンでも変わりはありません
栽培されたコットンへの残留農薬はとても少なく、科学的なテストなどでも判別ができないそうです。

なので、認証機関が畑や栽培方法を調べ、オーガニックに沿っているかを確認しています。

ファストファッションの流行により洋服なども大切に扱う感覚が薄れてきているように感じますが、安いコットンを作り出すために海外では農薬にまみれながら低賃金でコットンの栽培をしている人がいる。
なんとなく肌に優しそうで、ちょっと高い…それくらいしか知識がなかった私は、調べていくうちに「これはたくさんの人に知ってもらわなくてはいけないことだ!」と焦りさえ覚えました。

オーガニックコットンは生産に大変な手間がかかるため、とても高価です。それでもKoKeBeeでは、こうした現状からオーガニックコットン製品を少しでも多くの方に使っていただきたく、オーガニックコットンと通常コットンの製品を組み合わせることで、ニーズを高めることとお求めやすい価格設定の両方を実現しました。オーガニックコットンの普及を広げ、オーガニックコットンファームをサポートしたいと考えています。
KoKeBeeのみつろうエコラップをひとりでも多くの方に使っていただくことで、オーガニックコットン市場をさらに拡大させ、殺虫剤を始めとする農薬の使用率が下がっていき、土が元気を取り戻して大地の息吹が蘇るよう、願っています。

引用元:https://www.kokebee.com/concept

こういうこけびーの想いに、どんどん惹かれていったのでした。

そして、みつろうエコラップのファンに

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実際に使ってみると、見た目もかわいくて使い勝手もよく、手入れも簡単であっという間にファンになりました。
ワックスで熱には弱いので熱いものを包んだりレンジで温める時には使えませんが、半端に残った野菜を包んだり、夫が帰ってくるまでのサラダにラップをしたり、息子の朝ごはんのおにぎりを包んだり…様々なシーンで使用しています。

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無意識のうちに、今までほんの数分、数時間のためにサランラップを無駄にしてプラごみを出していたんだなあと感じています。
みつろうエコラップは、くたびれてきたら再度熱を加えてみつろうを少し溶かし、簡単にリペアでき一年ほど使用可能です。

またこけびーの話になってしまうんですが(笑)、こけびーで使っているワックスはみつろうとオーガニックホホバオイル、天然樹脂がミックスされています。これも、何度も試作をして完成したものだそうで、他のものと比べると匂いも少なく柔らかくて扱いやすい印象です。
そして、全て天然素材なので土の中で自然分解することができ、地球環境にもとっても優しいんです◎

ざっくり、みつろうエコラップの作り方

・アイロン台の上に新聞紙、クッキングシート、布を置きます。

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・布の上に、適当にちぎったミツロウを置きます。

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・その上にクッキングシートを載せ、アイロン(中〜高温)で熱を加えます。

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あとは、冷めないうちにクッキングシートから外して、手で端っこを持って冷めるのを待つだけ!(冬場なら1分くらい)

材料さえあればなんとも簡単にできちゃうんです。

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こけびーにこだわらなくても、いろんな会社さんが出しているので調べて自分に合いそうなものを使ってぜひ作ってみてください♪

一人でも多くの方に知ってもらいたいシリーズ、みつろうエコラップ編でした◎


追伸
神奈川県内を中心にワークショップ講師や販売もできるので、必要あればお気軽にお声がけくださいね〜♪

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