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4コマ漫画・海で増え続けるゴーストネット

海洋ゴミのうち約46%は魚網 ( ゴーストネット ) なんだそうです。

漁業で使われる漁網やロープが紛失したり故意に遺棄されたものをゴーストネットと呼びます。幽霊のように海中や海底を漂い、無差別に海洋生物に絡まり命を奪っていきます。

クジラ、イルカ、アザラシ、ウミガメなどは若い個体ほど好奇心が強いので、ネットに近づき絡まれて悲惨な結果を招きます。

いったん絡まれると、傷ついて死んだり、餌もろくに取れず弱って簡単に捕食者に捕まってしまう。

その捕食者にもネットが絡まり、鯨などは死んでバラバラになり骨だけになるが、体内のゴーストネットは再び水中を浮遊して新たな犠牲者に取りつくのです。

そんな負の連鎖がほぼ永遠に続きます。

漁業で使われるほぼ全ての漁網、ロープ、釣り糸はプラスチックでできていて、微生物により分解されません。

ちなみに、下の地図上の黄色い〇は船から発生するごみの量を表しています。オーストラリアの北側の海で広範囲に色が濃くなっているのが分かりますか。

不法操業の船を含め多くの漁船が大量の漁網を投棄・紛失した北オーストラリア海域では、ゴーストネットに絡まるウミガメの数は年間14,600頭にもなると推定されています。(2018年のデータ)

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