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夏の朝には日課が必要

夏休みが始まった。
昔からそれほど好きなシーズンではない夏・・・
冬もそんなに好きではないけれど(笑)、夏の場合は「楽しまないと!」という、誰に押し付けられた訳でもない焦燥感を勝手に抱いてしまい、毎日がただ過ぎていくことに罪悪感を感じてしまうのだ。

そんな私が夏休みと言って思い出すのは、毎朝のラジオ体操。
そしてテレビを見ながらタオルケットをお腹にかけてクーラーの効いた部屋で寝転がる気持ちよさだ。

もちろん他にも色々イベントがあったり、宿題したり部活をしたりとしていたけど、夏休みのワードから体感的にしっかりと感じるくらいに思い出すのはこの2つなのだ。

きっとみなさんにもそれぞれの夏休みのイメージがあると思う。

そして今年の夏、36歳のわたしにもラジオ体操のような毎朝の日課ができた。
それが野菜の水やりだ。ここまできて、大した話じゃなさそうと思った方もいるかもしれない・・・(笑)
でも、良かったら最後までお付き合い頂けたらうれしい。

朝、子どもたちを見送ったらBLENDSという私が運営しているシェアスペースのガーデンへ、育てている野菜たちに水やりをしにいく。
トマト、ツルムラサキ、稲、ピーマン、ハーブだ。

ガーデンに着くと、不思議だけれど、この子たちが私のことを待っていたかのように感じるのだ。私がが来て水を与えてくれることを。

植物はしゃべらない。けれど、様々な物質を放射して虫や植物同士とコミュニケーションを取っているということを様々な研究者が明らかにしている。

私も何か植物たちが発しているメッセージをキャッチしているのかもしれない。「早く〜!」とか、「あーーー気持ちい!」「おいしいね〜!」とか。

ぐんぐん土に染み込んでいく水を見ていると、自分もつい水浴びしたくなる。これまでは、そんな衝動も無視していたけど、今のわたしはそういう直感みたいなものを自分の大切なところからのメッセージだと思ってなるべくなら従うようにしている。

だから、足元はいつも濡れても良いサンダルで行って自分にも水をかけちゃう。やっぱり気持ちよくって風が吹けば熱がふぅ〜っっと抜けていくような感じになる。きっと植物たちもこの涼しさを感じているなぁ。

そして、水をあげていると必ず虫も寄ってくる。大阪の住宅地のど真ん中でも、蝶々や蜂が水の涼を求めてやってくるのだ。

そんな虫にも、「暑いね〜水飲んでいき〜」と喋りかけている。私はきっと他の人から見たら変わった人だろうな・・・(笑)

でもそんな朝の水やりの、ほんの5分くらいのことが、私をとっても生き生きとさせてくれるのだ。

朝のラジオ体操もしかり、夏の朝に少し外に出て自然と触れ合い身体を動かすことは、子どもにとっても大人にとっても大切なことなのだと思う。

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