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ママ友なんていらない ータレント・起業家 吉川ひなの
娘のために築いたママ友との関係
吉川ひなのさんは、昔から人間関係に対して大きなコンプレックスを感じていました。
人が言ったことを素直に受け取ることができず、思い悩むことが多かったと言います。
自分の発言も、相手を困らせたり怒らせたりしていないだろうか?と不安になってしまうのだそう。
そんな彼女は、一人目のお子さんを出産したとき、ママ友との関係性にとても敏感になっていました。
「赤ちゃんが生まれてきたら、お友達とも仲良くならないといけないし、今から自分を改革してたくさんママ友を作ろう!」
娘のために、自分も子育てを楽しむためにと、そのように考え、ママ友グループを結成したのです。
大切な価値観を否定されてショック
ママ友とは親しく交流するようになりました。
夜中の授乳中には、LINEで他愛もない会話をやり取りしたり、集まっては赤ちゃんたちを横にずらりと並べて大量の写真を撮ったり。
ごく普通のママ友グループがやっているようなことをやって楽しんでいました。
そんなやり取りは純粋に楽しいこともありましたが、交流が深まるうちにお互いの価値観に関わる話題が増えていきました。
赤ちゃんの使うものは成分など使っているものを徹底的に調べていたひなのさん。
様々なことを勉強することでオーガニックや、安心安全なものを使い、ナチュラルに育てたいという気持ちはどんどん強くなっていきました。
そんな少しストイックとも言えるやり方に対して、否定的な意見がママ友から出始めたのです。
「これは世の中の常識なんだよ。そんな意味不明なことを言っていたら子どもが可哀想だよ」
とママ友から言われたひなのさん。
自分はしっかり調べたうえで、この結論を出している。製品に使われている成分は、できたら避けたいものだった。
でも、そう言ってきたママ友は自分で調べてもいない。
誰かの常識を使って私を否定しているだけじゃないか。
ママ友なんていらない
その事件をきっかけに、ママ友との関係はギクシャクし始め、居心地の悪い場となってしまいました。
娘のためにと思って仲良くしていたママ友。
しかし、ママが居心地の悪い時間を過ごすことを娘は喜ぶだろうかという考えがひなのさんの頭に浮かびます。
それは違う。娘はママが心地良い方を望むだろう。
「それはわたしにとってとても清々しい決断で、一匹狼とか変わり者とかそれまで感じていた劣等感ともついでに一緒に決別することができた。
(これまでは)できなかったんじゃなくて、したくないからしなかったんだ。」
これまでも人間関係を上手く築けず、神経をすり減らしていたひなのさん。
また上手くいかないと落ち込むのではなく、自分に正直でいられないママ友グループからは抜けることを決意したのでした。
参照「わたしが幸せになるまで」吉川ひなの
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