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選んだ自覚は遅れてやってくる

「晩婚」「未婚」が増えている中で24歳で私は結婚を決めた。
理由はあまり人に言えるようなものではない。

会社で異動があり、そこで先輩とうまくいかず自己肯定感が下がっていた。誰かに肯定してほしかった。当時付き合っていた人(つまり現在の夫)が早い段階で結婚したいと言っていたのを思い出し、彼に私の人生設計(何歳までに子どもを何人産むなど)をプレゼンし、結婚することになった。今考えると結構怖いな。
結婚=1人の人間からお墨付きをもらっている印程度にしか考えておらず、これで社会的地位が得られると思っていた。

そこから26歳で出産をした。
これも結婚式を終えて、「ライフイベントとしては子供だよね」という甘すぎる考えから妊活をすることとなった。
その甘い考えから、様々な困難に直面することになるが、無事第一子を出産することができた。
ここからが私の転機だった。
子供が10ヶ月のときに夫が単身赴任することになった。

ワンオペ生活で気づいたこと

①時間は有限であること

育児・家事をしていたらあっという間に1日が終わる。仕事復帰してからはなおさら時間(1人の時間)が足りないと思うようになった。
そこで27年生きてきて、ようやく1日に使える時間は限られていることに気付かされた。
そして私は自由な時間が取れたら1番何がしたいのか考えるようになった。
時間管理や時短術は尾石晴さんのVoicyや書籍を参考に取り組んだ。

今もたまにダラダラSNSを見てしまうこともあるけれど、前より読書の時間やこうしてnoteを書く時間をとれるようになった。

②変化することに慣れてきた

変化が大嫌いだった。好きな言葉は「平穏」「いつも通り」。嫌いな言葉は「現状維持は退化と同じ」。
そんな私も育児ではずっと同じ方法は通じなかった。昨日まで食べていたご飯を食べなくなったり、数時間前までこれさえあればご機嫌だったおもちゃは見向きもされなくなる。
そうすると新しい遊びや食べる料理を探さないといけない。
そんなことを繰り返していくうちに、小さな変化への対応力がついてきた。

時間の話にも関係あるが「今のままでは一生自分の時間が取れない」と思ったら今の方法を見直して、いろんな方法を試すようになった。

◆ ◆ ◆

こうなると思わずに出産したというと無責任かもしれないけど自分の今を変えたいと思うには十分なことだった。
私の大好きな曲でふと思い出すフレーズがある。

残酷な程自由だ 逃げようのない事実なんだ
震える手でその足で 全てを決めるんだ

(please) forgive/ BUMP OF CHICKEN

この歌詞を思い浮かべながら私は今スマートウォッチをどれにするか選択を迷っている。

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