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34. 海の中を歩いて離島へGO!? デンマークの離島ハイキングとネイチャートイレの洗礼

こんにちは。お久しぶりです。
今日は今から4年前、某フォルケホイスコーレで受けた初めてのアウトドアクラスのエピソードについて書いていきます。
デンマークのちょっと変わった離島ハイキングと、そこで受けたネイチャートイレの洗礼。最後まで読んでいってくれると嬉しいですo(`ω´ )o


通っていたフォルケホイスコーレは、授業のお知らせ等々がアプリを介してメッセージが来るので、ドキドキしながら初のアウトドアクラスのお知らせを待っていたら
海の中を歩いて離島ハイキングに行くから、水着とサンダルと、当日の朝ごはんの時にランチパックを準備してね⭐︎(意訳)」
というメッセージが。

海の中を、、歩く?
一瞬私の英語の理解が足りなかったのかな、と思いましたが、デンマークだけでなくヨーロッパの海は遠浅の場所が多く、特にApple Island(デンマーク語ではÆbelø)という島までは水深が腰より低いくらいしかないから歩いていけるとのこと。
日本は列島自体が海溝の上に立っているので世界的にも水深が深い海に囲まれているのでなんだか新鮮です。

というわけで、ズボンの下に水着を装備してレッツ離島ハイキング⭐︎
ざぶざぶ海の中を歩くのは新鮮でめちゃんこ楽しかったです。途中、アウトドアが初めての中国人クラスメイトの引率もしたんですが、彼女は水着もサンダルもないからニットワンピースの上にオレンジのレインコートを着て、足は靴を履いてビニール袋で覆うというなかなか斬新な格好で離島ハイキングに臨んでいました。
ウィータープルーフって、そういうことじゃないっていうか、言ってくれたら予備のサンダルとか貸したのに…

45分ほど海の中を歩いたらApple islandに到着。ここが離島ハイキングの入り口。まずは海岸線を歩いて、離島散策を。

ちなみに8月中旬のデンマークの気温は20度前後。海水もやや冷たかったですが、歩いているとポカポカあったまってきてちょうど良かったです。が、島に上陸してからは肌寒いので、各自ズボンを履いて、ウインドブレーカーを装着。

島は3時間ほどでぐるっと回れます。先生が率先して木登りをして楽しんでいる図。フォルケでは、先生が一番授業楽しんでいる、ていうクラスが多かったような気がします。お互いフラットな関係で、楽しく学び合うのがポリシーなんだとか。




一通りぶらぶら散策を楽しんだら、景色のいいところでランチタイム。座礁船?を眺めながら持ってきたサンドイッチを頬張りました。
ライ麦パンにサラミとかハムとかの干し肉とチーズを挟んだパンって冒険者っぽくてなんかロマンがありますよね。

美味しくランチパックを食べて食後のコーヒーを優雅に飲んでいたら先生から衝撃の一言
「ネイチャートイレに行ってくる」

ネイチャートイレって、あれですね。漫画に書いてあるとおり、大自然の中で開放感に包まれながら致すトイレのことなんですね(湾曲表現)。

デンマークって、デンマークだけじゃない他のヨーロッパもそうかもしれないけど、公衆トイレが恐ろしく少ないんですよね。
トイレなくてもネイチャートイレがあれば大丈夫、という人も少なくなく、女性も結構普通に使っているのが衝撃です。

ていうか、この島に公衆トイレないならコーヒー飲む前に言って欲しかったな…。カフェインの利尿作用は仕事をしないでほしい。
とりあえず、全力で自分の尿意から目を逸らし、クラスメイトたちがネイチャートイレに行っている間、荷物番をしていました。

このかっこいい背中。冒険に行く漢の逞しさを感じますね。
実際はネイチャートイレに行くメンズの背中なんですけどね。

各自食事とネイチャートイレを済まして、ハイキング再開。先生も尿意から解放されたすっきりとしたお顔で我々を引率してくれます。

帰り道、再び海の中を歩いている時、忘れていたはずの尿意がレベルアップして襲いかかってきた時はどうしようかと思いました。
だけどよくよく考えたら、海の中だし?潮の流れも進行方向に対して横向きに流れているから、致したとしてもすぐに流されてハイキングしているクラスメイトには迷惑かけなさそうだし?
ちょっとしゃがんでゴニョゴニョしたら、あんまりバレずにネイチャートイレチャレンジできそうな感じ。


なんやかんやありつつ、初めてのデンマークアウトドアは楽しく過ごせました。人としての尊厳も守り通せたのも良かった。

北欧アウトドアはトイレマネジメントが大変ですね。
それではまた次の漫画で。Vi ses!

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