青色のコンビニで恋をした話。ツイッターで呟いた投稿を転載しています。登場人物:僕、マイ子(片思いした彼女のこと)、角刈り(角刈りの男性バイト)、春菜(角野卓造似のベテラン女性バイ…
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#小説
青色のコンビニで恋をした(エピローグ
出会った瞬間から別れのカウントダウンは始まっている。
そのカウントがいつ終わりを告げるのか、それを知ることは誰にもできない。
透明な砂時計は、僕らの意思とは関係なくサラサラと砂を落とし続け、ある日突然終わりがやってきたところで初めて気が付くのだ。
僕は、生きていくなかの出会いは何らかの意味を持つ"必然"だと思っている。だからこそ突然の別れは本当に寂しくて仕方ない。
''いつか''なんて言ってな
青色のコンビニで恋をした。3.11
コンビニ深夜勤のバイトの子に恋をしている。
はじめは彼女を見ているだけでよかった。遠くから想うだけで僕は幸せな気持ちに包まれていた。
今では、レジで商品を受け渡すほんの少しの時間だけ言葉を交えるようになった。
でも、基本スタンスは変わらない。
この気持ちを彼女に知られたら、簡単に終わってしまう恋だと僕はよくわかっている。
それは、小さな灯りなのだ。
二人のための透明な砂時計は、静かに時を進め