Stones alive complex (Aura Quartz)
新発売されたダンボールキットの稲荷神社を組み立てて、
魂魄となるコンピューターゲーム機を、あたりきしゃりきのこんこんちき様の床下へセットする。
同じくダンボールで作られた油揚げの模型には、コントローラーを差し込み。
あたりきしゃりきのこんこんちき様の口へとくわえさせ、電源をコンじゃなくてオンにする。
「どうか、楽して生きてくためのお告げをください!」
ごくりと油揚げを丸呑みした、あたりきしゃりきのこんこんちき様が、そこだけ天然なオーラクォーツの眼を光らせ。
懇々と、お告げを語り出す。
『おうおうおう!べらぼうにコンニチハじゃねえか!
古今東西、困難を克服したやつらは、その根拠を渾身の根気と根性にしたがりたがるんでぃ!』
「ありがちですね・・・」
『こコンとこの混濁した懇願の魂胆をコンサルティングしなきゃなんねえ!』
「まあ、みんな・・・
楽して生きたければ苦労しろ!という単純ダブルバインドな刷り込みがされてる時点で、生き様の前提条件から自己矛盾を起こしてますからね・・・」
『渾然一体にコンがらがって混乱させられてるってことさね!コンちくしょうめ!』
「楽したいのか、苦労したいのか。
そコンところを、ハッキリさせろと・・・?」
『コンテンポラリーなコンセプトとしてはよう!
コンプレックスベースなサブコンシャスのコンディションをコンフリクトしねえようにコンバートしやがれ!ってーのが、コングラチュレーションなコンセンサスなんでぃ!
べらぼうめぃ!』
「なるほど!
ぜんぜん根幹から言ってることが金輪際に分からんけど?!」
『てやんでぃ!
神社くらい、コンクリートで懇切丁寧に建立しろってんだっ!
おとといきやがれぃ!』
ฅ^•ω•^ฅ彡┻━┻
(おわり)
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