外反母趾手術の時期と医師選び、入院・退院のフローについて

はじめまして、都内在住29歳OLです。先天的な外反母趾を患っており、2021年1月に都内で両足の外反母趾両足手術をしてきました。(ちなみに術前の外反母趾の角度は左40度、右30度です)

不安が多く、迷いもありましたが、経験者として書き残しておくことで、今後の手術を迷われている方々の参考になればと思い、投稿させていただきます。

下記に、手術を決意した理由と、外反母趾の経歴について記載がありますので気になる方はそちらをご覧ください。


◆時期について

私が考慮したのは下記2点です。

・コロナのワクチン接種開始前までに快復したい

これは決意の1番の決め手にもなった在宅勤務が主流な今に治しておきたい、というやや社畜な考え方です。まだまだどうなるかわかりませんが、ワクチン打ったら少しずつより戻しがありそうな気がして早めに手術を受けておきたいと思いました。一方で、旅行好きなので、コロナが収束に向かいまたどこでも行けるようになった時のために、いつか来るその時までに、元気な足で歩けるようになっておきたいという気持ちもあります!笑

・インソールや装具などを、ごまかせる時期が良い

外反母趾の手術後は3か月くらいは運動靴のようなものしか履けないということになっています。アキレス腱でも私は3年前の1月に断裂して再建手術しているのですが、そのときの教訓は、寒い時の方が、なんだか見た目ごまかせるということです。普段の私を知る知人からは笑われましたが、装具もブーツやコートでなんとなくごまかせるし、夏サンダルを履きたいけど、インソールが外から丸出しになるのが嫌という理由です。(…あと夏だと足不自由な分余計に汗かきそうで外出るのがますます億劫になりそう…。)

↓こちらが以前アキレス腱切った時の服装です…コートとブーツ偉大なり。

画像1

このような理由から、、私は1月に外反母趾手術をしたいと考えるに至りました!

◆医師選びについて

どうしても1月に手術したいと考える私は、結果的に3か所の病院(クリニック含む)を2週間で回り、一番私が気の合いそうなところを選びました

3か所を少ないとみるか、多いとみるかは別として、1つの病院で診てもらうのに待つ時間や毎回のレントゲンも入れると2~3時間かかる割に、私が知りたい部分は割とはっきりしているので、コスパが悪いと感じ、サードオピニオンで終わりにしたというのが本音のところです。結果的に3番目にいいお医者さんに巡り合えて結果手術をお願いする運びになったのですが、もし出会えてなければ一旦手術を見送っていたかもしれません。なお、タイミング的には、どの病院も1月の手術日程は12月中に決める感じなのでいいタイミングではありました。

ちなみに私が気にする点は大きく2つでした。

・執刀する人を信用できるか

先生との会話だけでは判断できないですが、やはり人に任せるものなので、適当な人はやだ、ということです。いいコトだけ言う人や、リスクや患者の知りたいことより自分の話したいことを優先して話す医者は嫌です。

・術式はなにか

回復が遅い、再発可能性が高い、術後の過ごしやすさなど気にしてました


3つの病院(クリニック含む)はこちらです。

①江東病院 梶原副院長(院長代理)兼整形外科部長

術式:DELMO法 足:左足のみ 入院:〇 

この方が私の前回経歴でもお話した、15年前に「20歳になったら手術しようね」と仰った先生です。今も母がこの先生にお世話になっていたので、母の予約ついでに、手術の相談をしました。正直私は、家族が全幅の信頼を置いている梶原先生にやってもらうつもり満々で、手術の日程の段取りを組みに行くイメージでおりました。

当時の話をすると梶原先生は、「もう俺もおじいちゃんだし、年に1~2件しかやらないんだよね」と。確かに副院長だし出世しちゃいました。また、方針として、手術にはリスクとなる合併症があるため、基本的には痛みがある方や、機能不全の患者への処置としての手術を勧めるということで、現状で痛みがない私にはしたくない、ということでした。また、自分が手術をやるとしたら、重症に区分される左足は手術するけど、右は手術対象外と。

15年も前の話だし、リスクがあるのだからむやみやたらに手術するものでもない。納得するものの、このままでは長期的に解決しないので、梶原先生からもアドバイス頂いたように、もう少し色々な意見を聞いてみようという気持ちになりました。念のため、次の診察までの2週間でどうするか決めることとし、12月初旬の最有力候補先を終えました。

②足と歩行のクリニック@蒲田 吉原院長

術式:マン法 足:両足 入院:×⇒要訪問介護手配

ここの先生も調べると名前が出てくる先生ぽかったので診察予約していきました。

下記がここは私には合わないなと思った部分です。

・術後は入院ではなく、自宅養療&訪問介護

クリニックなので、手術室は蒲田中央病院の施設を借りる。また術後そのまま入院ができないので、自宅に帰ってその後も訪問看護師で対応するとのことでした。両足の手術なので、麻酔もきいていて手術後からすぐ見てくれなくなるということに不安がありました。また、即自宅療養で訪問介護等など、自分でやり取りする範囲が広く、思った以上に手間がかかるなという印象でした。(実際手術したら、術後ずっとそのまま病院で寝てられることやリハビリの方がすぐに色々指導くださることがどれだけありがたいかよくわかりました)

・手術の良い点しか話してくれないし、提案された回復が遅い術式に私が微妙な反応をすると、軽めの術式を提案変更された(本当にこの人で大丈夫?と思ってしまいました)

先生が、とても大きな声の関西弁なのと、平日仕事終わりにへとへとでなれない蒲田、かつ2時間待たされたというのもありまして、判断力が鈍化していたので、このときはまた次回の入院に必要な内科検診を予約するのみにとどまり、結論づけずに帰宅しました。

③足のクリニック@表参道 菊地恭太先生

術式:シェブロン法 足:両足 入院:〇(下北沢)

 ここも、外反母趾の術式紹介をHP上で行っていて、実績も足の専門院なので多そう、ということで予約をしていきました。菊地先生はこのクリニックでは週1に外来を担当していて、主は下北沢病院足病センター長をされている先生です。

知りたいこと等をサクサク解消し、リスクについてもこちらが尋ねる前にきちんと説明してくださいました。また、術後も下北沢病院で見てくださるとのこと。そして術後の計画書までしっかりと提示されたことで安心できると感じました。下北までも40分くらいなので、まあ通えるかと思い、お願いすることとしました。また、ここは診察まで全く待たなかったというのが好印象でした(もしかしたらこのせいで私の脳みそも前向きになったのかも…)

とにかく、下北沢病院の菊地先生(同一人物)に紹介状を出してもらい、次から下北沢病院にお世話になることとなりました。

<参考>そのときもらった術後プランです。

術後2日後~ 歩行開始    (治療用サンダル)

術後3~7日  退院 屋内生活

1~2週間  最小限の屋外活動

2~4週間  屋外活動 通常歩行(スニーカー&インソール)

1~2か月 日常生活

3か月以降  制限なし ランニング可能 ヒール靴

◆医師選び後から入院までのフロー

手術する先決定後はトントンと物事が進みます。

私の場合は表参道の足のクリニックで初診だったので、下北沢病院で再度初診をしました。そこから記載します。

12月25日 初診(先生の診察、手術や入院日程決め)

1月4日 内科検診(入院に必要な検査のみ、初診と同日でも可能)

1月12日 PCR検査(入院1週間前に検査必須、結果は2日後)

     インソール測定(受領は術後2週間後)

1月14日 PCR検査結果通知@TELL (陽性なら入院不可)

1月19日 入院

1月20日 手術

1月26日 退院(25日でもよかったのですが念のため)

約術後1週間で退院、約術後2週間で抜糸&インソール受け取りとなります。

PCR検査は病院負担です。