【マンションの大規模修繕工事の優良業者を見分ける方法5選】
マンションの大規模修繕工事は、10〜15年おきに計画され、屋根や外壁など修繕箇所が多い場合は、管理費や特別修繕会計の値上げが行われます。
昨今では物価高騰により、マンション規模の修繕工事にかかる費用は、大幅にアップしました。
オーナーは「大規模修繕が必要だけど、少しでも安くしたい」と思っているのではないでしょうか。
そこで、この記事では工事費用を過剰に請求する悪徳業者へ依頼してしまわないように「優良業者を見分ける方法」を解説していきます。
適正価格で大規模修繕工事をして、管理費や特別修繕積立金を無駄にしないように計画を進めて行きましょう。
マンションの大規模修繕工事の優良業者の見分け方5選
マンションの大規模修繕工事等で依頼する業者が、悪徳業者ではなく優良業者であるかを見分けるために、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
優良業者の見分け方｜①大規模修繕工事の実績が豊富
金額が大きく、施工範囲が広いマンションの大規模修繕工事は、実績が豊富な業者に依頼しましょう。
請負金額が500万円以上の工事を受注する場合、建設業許可証が必要になるため、許可されている業者であれば大規模修繕工事に対応できます。
しかし、建設業許可証があってもマンションの大規模修繕工事に慣れていない場合「構造上に問題がある状態となってしまった」など、トラブルが起こる可能性があるため、注意しなければいけません。
「これまでマンションの大規模修繕工事は、何件施工したことがあるのか」を聞き、実際の写真やお客様の評判をチェックし、適切に工事してくれる業者かを判断しましょう。
優良業者の見分け方｜②専門的な知識のもと対応してくれる
マンションの大規模修繕工事を担当する業者の中には、専門的な知識をもたない営業マンが担当者となるケースがありますが、窓口となる担当者が専門的な知識をもつ業者を選びましょう。
大規模な修繕工事では、マンションの建物構造に関わる修繕や、外観や暮らしやすさに関わる大事な修繕が含まれています。
専門的な知識をもたない人が担当者では、必要な作業・修繕が行われない危険性があるため、注意しなければいけません。
修繕工事の二度手間となり、費用がかさまないよう、専門的な知識のある担当者が対応してくれる業者を選んでください。
優良業者の見分け方｜③見積書や資料の内容が細かい
優良業者の見積書や資料は内容が細かく「屋根工事一式80万円」とざっくり書きません。
屋根材は何を使うのか、塗料のメーカーや商品名は何かなど、細かく記載されている業者を選びましょう。
「一式」でまとめられている項目が多いと、何かトラブルが起きた時に「ここには含まれていないので、別途費用が発生します」と、追加で費用を請求されるケースもあります。
工事中や工事が終わった後にトラブルにならぬよう、見積書や資料は細かい部分までチェックしておくのがおすすめです。
優良業者の見分け方｜④保証やアフターフォローが充実している
大規模修繕工事が終わった後に「はがれ」や「割れ」など、不具合が発生した時に適用になる保証や、定期点検などのアフターフォローが充実している業者を選びましょう。
保証やアフターフォローがない業者では、マンションの管理費や修繕積立金から再度修繕の費用を出さなければいけません。
優良業者は、保証やアフターフォローまで充実させ、お客様に安心してご依頼いただけるような仕組みづくりをしています。
適用範囲や内容は業者によって異なるので、契約前に必ず聞いておきましょう。
優良業者の見分け方｜⑤契約を急かすなど無理な営業がない
「今週中にご契約いただければ、10万円お値引きいたします」など、契約を急かしたり、大幅な値引きを提案してきたりする無理な営業があるなら、悪徳業者の可能性があります。
優良業者は、最初の見積もりから適正価格を提示するため、大幅な値引きはしません。
大規模修繕工事を施工する側も、適正な利益が出ているからこそ、丁寧に正しく施工できるのです。
マンションの大規模修繕工事となると、契約金額が高くなるため、営業マンに急がせられても無理に契約しないよう注意しましょう。
マンションの大規模修繕工事は優良業者に依頼しましょう
マンションの大規模修繕工事において、悪徳業者へ依頼してしまった場合、必要のない費用まで請求される恐れがあります。
大規模修繕に向けて、管理費や特別修繕会計の値上げで準備を進めてきたものの、悪徳業者へ依頼することで無駄になってしまうかもしれません。
この記事でお伝えしてきた「優良業者を見分ける方法」の5つのポイントを必ずチェックし、適正価格でマンションの大規模修繕工事が行えるように進めていきましょう！