娘夫婦、家を建てる〜その②地鎮祭〜
今日で6月も終わり。早くも1年の半分が終わってしまった。年が明けた時には、ワクワクでいっぱいだったというのに、このままズルズルと2020年が終わってしまいそうで勿体ないったら。
それはさておき先週の土曜日、娘夫婦が家を建てる予定地の地鎮祭が行われた。
我が家には今年中に娘夫婦の家が建つというお楽しみがまだ残っていた。ありがたい。梅雨の晴れ間の土曜日だった。私自身も家を建てた事は無いので、人生初の地鎮祭だ。
現地に着くと既に神主さんと施工業者さんによって準備は整っていた。
「お世話になります」と挨拶すると、「本日はおめでとうございます」と言われて初めて、そうかこれはおめでたい儀式なんだ、と改めて気づく。全くとぼけた母親だ。
施工業者さんが何から何まで手配してくださって我が家で用意したのは以下の4つのみ。
お米一合
お塩一合
日本酒一升
御玉串料3万円
お供えのお野菜なども全部用意してくださっていた。本当にありがたい。
土地の四隅に竹を立ててその間を注連縄で囲う。
赤白の幕を張った中に、祭壇。その脇に盛り砂。
さて、準備万端。神主さんの進行に従って執り行なわれる。
神主さんはお1人なので、祝詞をあげ、笛を吹き、ラジカセで音楽(雅楽)を流し、と大忙しだ。祝詞の途中、神主さんのお顔をヤブ蚊が2度3度襲ってお気の毒だったが、ひるむことなく祝詞は続く。当たり前か。
竹の立った四隅をお酒で浄めて、いよいよ地鎮の儀。施主(娘夫婦)の鍬入れだ。神主さんから、「エイ、エイ、エイと3回、言いながら盛り砂に鍬を入れてください」と説明。
まずは娘の旦那さん、そして娘。
2人とも初めてだし、いきなりだし、緊張したみたい。声も小さかったし、ちょっとへっぴり腰だった。
次に施工業者さんによる鋤入れ。
「エイッ!エイッ!エイッ!」
と力強い掛け声と共に、力強い鋤入れであった。さすが慣れている。施工業者さんの動作を見て、もっと思い切りやるべきだったと娘夫婦は反省と後悔。仕方ないよ、初めてだもの。
そして一人ずつ玉串奉納。出雲大社に倣って、”二礼四拍手一礼”。慣れてないってこんなに緊張するもんなんだ、ってくらい全員緊張の中に、無事終了。
土地の神様、これからこの土地を使わせていただきます、どうぞ宜しくお願い致します。工事中の安全をお守りくださいますようどうぞ宜しくお願い致します。
そして娘夫婦の幸せをお守りください。
‥って、そこまで頼むのは図々しいか。それはまた次の機会にお願いしよう。
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