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noteには夢があるっていうお話


私がnote界で仲良くしていただいているクリエイターさんのお一人、福島太郎さん。太郎さんは福島県の公務員さんですが、“福島太郎”名義で、地元・郡山の発展のために何かできないかと、常日頃よりいろんなことにチャレンジされています。


さてその太郎さん、ご自分のことを“駄文屋”と呼んで謙遜されていますが、実は文章を書くのがとてもお上手です。Kindleで何冊も本を出版されています。ご自身が「面白い」「すごい」と感じたものからインスパイアされてそれを物語に紡ぐ、天才です。太郎さんの「面白い」「すごい」はnote界にも及び、ご自身が良いと思ったクリエイターさんのことを熱く熱く語って、エールを送られています。かくゆう私も、エールをいただいた一人です。


つい最近、地元郡山のある企業が太郎さんの心を鷲掴みにしました。そしてほどなくして太郎さんは、その企業さんをモデルにした、ある物語を書かれたのです。
「黒田製作所物語」、郡山のステンレス工場がそのモデルです。そしてあまりの出来の良さにご自身も“最高傑作”と評され、Kindleではなくいつかは紙の本にして出版したいという野望が生まれたのです。太郎さんは、Kindleの売り上げも全部地元に寄付されるような方なので儲けたいという気持ちは皆無なのですが、企業様からの承諾を得る必要がありました。もしかすると、このまま“最高傑作”が人目につかないままお蔵入りするのではないか。そこで太郎さんは、個人的に何人かの方に、この「黒田製作所物語」を読んでくださいと、原稿を送りつけるという“推しハラ”に及んだのです。(推しハラは太郎さんご自身のお言葉です)すると、推しハラされた中のお一人、スウィングマンさんが、是非紙本を我が社で作らせてくださいと、申し出られたのです。スウィングマンさんも、日頃より太郎さんのエールを沢山受けていたお一人であり、恩返しをする良い機会と思われたようです。


私も実は太郎さんの推しハラにより、皆さんよりひと足早くこの物語を読ませていただきました。そして太郎さんの野望、スウィングマンからの企画申し出という一連の流れを目の当たりにしました。スウィングマンさんの行動力、すごいです。でもそこに至ったのは、太郎さんが見返りなど求めることなく、いつも全力でスウィングマンさん(をはじめ、数々のクリエイターさん)のことを熱く応援した、その結果なのです。その感謝が、今回このような形で実を結びました。


スウィングマンさんは紙本を製作するにあたり、noteで“あとがき”を募集しました。あとがきを書いてもいいよと手をあげたクリエイターさんに原稿をファイルで送り、紙本が出来た暁には、無料で本を送ってくださるとのこと。私も手をあげました。


そして出来上がった紙本が、先日我が家に届きました。太郎さんの想い、モデルとなった企業さんの想い、スウィングマンさんの想い、そして私を含めあとがきを寄せた15名のクリエイターさんたちの想い、沢山の人の想いがいっぱい詰まった素晴らしい本でした。このような企画に参加させていただけたこと、太郎さん、そしてスウィングマンさんにお礼申し上げます。私にとってもとても良い思い出となりました。亡くなった母がいつも言ってました。


自分の事よりも、人が喜ぶ事を優先していたら、必ず良い事がある。
今回noteでそれが証明されました。そして、noteでの繋がりには夢がある事も。

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