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冬ドラマ、何観る?


さぁ、始まりましたよ。気になるドラマをチェケラー!
私が、初回を観たドラマの感想です。


【月曜日】

▼ 女神の教室
正直、どんなドラマかよく分かってなかった私。タイトルから『女王の教室』を想像し、主演の北川景子さんといえば『家売るオンナ』の三軒屋万智ということで、てっきり無愛想な先生かと思いきや予想に反したキャラ。ロースクールが舞台、先生に楯突く生徒たちが徐々になびいてくる感じとか、裁判ものが好きな人にもオススメ。優しい笑顔の裏に熱い想いを持つ先生が、司法試験に関係なさげな事案を生徒に投げかけ、結果それが試験にも良い影響を及ぼすのだろう。

▼ 罠の戦争
そもそも草彅剛さんの“〇〇の戦争シリーズ”は韓国ドラマ『銭の戦争』のリメイクから始まったが、銭以外はオリジナル。草彅さんの抑えた演技に対する俳優さんたちの悪い人っぷりが良き。悪い人が悪い人なほど、復讐し甲斐があるってもん。本田博太郎さんの「わ、し、づ」っていう言い方、いやらしくて良いね。『鈴木先生』でなかなか衝撃的な役だった小野花梨さんが大人になってて感慨深い。宮澤エマさん、小澤征悦さん、岸辺一徳さんなどワクワクする布陣。あと、主題歌が香取慎吾さん(とSEVENTEENのコラボ)なのがエモい。


【火曜日】
▼ 星降る夜に
主役2人の片方がろう者という、名作『silent』と重なる設定ではあったが同じ手話でもこんなに違うかというくらいな、カジュアルさ。“ずっと”とか“プリン”とかの胸キュン手話が心に残ったsilentに比べ、このドラマでは“ゲロ”だの“バカ”だの下ネタだのと、若者らしいというか普段使いな言葉(手話)が意外と好印象。産婦人科のお話、遺品整理のお話、別々のドラマでも充分見応えがありそう。それが1つのドラマになる意味が、初回にして水野美樹さんが「人の生まれるところのお手伝いをする人と、死ぬ人の遺品を整理する人が恋する物語である」的なことを既に言ってた、そこが肝なのだろう。

▼ 夕暮れに、手をつなぐ
広瀬すず✖️永瀬廉、絵面がキレイすぎる。明るくて元気なキャラのすずちゃんは好き。ただ、今どきの若い女の子なのにあのダサさは時代遅れすぎな気がしたし、「音楽やってます」がボカロPなのも若干古い。ぶつかってイヤホンが入れ替わって同じ曲を聴いてたことがわかるという出会いはワイヤレスならではの発想。夏木マリさんの家で同居することになるわけだが、息子役の川上洋平さんが横恋慕したりするのかな?結婚する宣言してたしね。画質がとにかくキレイでうちの次女いわく相当良いカメラを使ってるらしい。主題歌はキンプリ。オシャレな曲だったけど、出演者のダンスは必要だったのかなぁ?

▼大奥
ドラマや映画になったよしながふみさん原作の、男女逆転大奥。吉宗役の冨永愛さんがカッコ良すぎて私までポーっとなる。幕府の財政逼迫で大奥の男たちにいとまを出した吉宗が、大奥の歴史を紐解いていくというストーリー展開で、第2話からは家光編。家光は堀田真由さん。『鎌倉殿』でのひな、『イチケイノカラス』SPでの弁護士、この人っていろんな年齢層のいろんな役がちゃんとできる人なんだなとあらためて思う。家光役で男装している堀田さんはすごくチャーミング。対する福士蒼汰さん。京都から来た僧が還俗して大奥に入る役だ。坊主頭が意外に似合ってて、京言葉も自然でとても上手。


【木曜日】
▼警視庁アウトサイダー
西島秀俊さん見たさの本作。カッコいい西島さんが見たいだけ。なのに何故かちょっとだけコメディ要素あり。濱田岳さんのほうがクールでカッコいい役。面白くなくはないが、コメディ要素は正直言っていらん。上白石萌歌さんの「え?」「え?」も若干うるさい。濱田岳さんが戸籍を買ってまで警察官になった目的は気になるし、優香さん演じる鑑識課員のオタクっぷりももうちょっと観たい。


《金曜日》
▼ 100万回言えばよかった
予告で松山ケンイチさんが道で「他をあたってくださいっ」って独り言言ってるシーンが流れてて、ちょっとクスリと笑えるファンタジーなのかなと思っていたけど、殺人事件が絡んでたりして、死者と交信する刑事もの『BORDER』を思い出す。佐藤健さんが何故幽霊になったかが肝なのだろうけど、どう考えてもハッピーエンドにはならなさそう。泣いちゃうかもな。うん、多分泣いちゃう。松山ケンイチの実家がお寺で、霊が見えるのが遺伝っていうのがちょっと笑えるし、板倉さんにも佐藤健が見えてたし、初回観終わってプリンが食べたくなった。そして、井上真央さんが井上真央で牧野つくしだった。いくつになってもチャーミング。


【土曜日】
▼ 大病院占拠
『ダイハード』大好きなので、この設定には惹かれる。櫻井翔さんが櫻井翔だった。鬼の目的とか、鬼が誰かとかの考察系ドラマ。(ちなみに私は、最初に殺された水橋研二さんは鬼の仲間だと思ってるし、多分合ってると思う。)なんか、翔くんの動きも鬼の動きも鈍いというか重いというか、キレがないのが気になる。鬼に女性が何人かいるっぽいのもあんまり好みじゃないし、ネットで既に噂になってるジャニーズのあの人が鬼のリーダーだとしたら、ちょっと若いっていうか。安藤政信さんとか北村一輝さんとかだったらめちゃくちゃ好みだけど。出世頭の管理官がソニンさんていうのも、いまいちしっくりこない。明日海りおさんがどう掻き回してくれるかが楽しみ。ちなみに主題歌はSnowMan。鬼に一人くらいスノのメンバー、入ってないかなぁ。


【日曜日】
▼どうする家康
『鎌倉殿』の後で何かと比較されてやりづらいと思うが、『リーガルハイ』『コンフィデンスマン』の古沢良太さんの脚本はテンポよく、三谷幸喜さんとはまた違う笑いもあって、あっという間の1時間(初回)だった。松本潤さんと有村架純さんが遊んでいたシーンは、13歳の設定だったとか。いやいや、可愛かったです。“えびすくい”や、イッセー尾形さんの“歯抜け”役、周りから「どうする、どうする」と責められる感じとか、面白い。寅年生まれじゃなく実は卯年だった、なんてのも、今年の干支に合わせての本作だったのだとあらためてNHKさんのすごさを感じる。大河ドラマなんでキャスティングはもちろん豪華。今川義元の野村萬斎さん、初回でお亡くなりになり残念。岡田准一さんの信長は迫力があったし、裏切り者の東京03角田さんも良かったよ。ナレーションの寺島しのぶさんの出演はあるのか?なども楽しみのひとつ。オープニングの映像が大河らしくない可愛いらしい感じなのが個性的。また、ドラマ後の紀行パートに主演のマツジュンが登場するのも新しい試み。

▼ブラッシュアップライフ
バカリズムさん脚本の、人生やり直す系。交通事故で死んでオオアリクイに生まれ変わることが決まっていたのを、人間に生まれ変われるように2回目の人生で徳を積むというお話。自分自身の人生を生まれた時からもう一回やり直すのだが1回目の記憶がそのままあるので、余計に可笑しい。ポケベル、たまごっち、逆転裁判など懐かしさと笑いで、私はニヤニヤしっぱなし。すごいと思ったのは、安藤サクラさんの子ども時代を演じる子役の人たちが、安藤さんにしか見えないくらい、役作りが出来ているとこ。立ち姿とか、ちょっとした仕草とか、表情とか。顔もなんとなく似ている子たちを選んでいるとは思うが、ここまで似せてくるとはすごい。木南晴夏さん、夏帆さんとの3人のシーンのどうでもいい話がどうでもよすぎて笑える。また、染谷将太さん、松坂桃李さん、黒木華さんなどゲストも豪華。


他に、朝ドラ、『ヒヤマケンタロウの妊娠』『ダ・カーポしませんか』『Get Ready!』『6秒間の軌跡』を観ています。
もうこれは仕方ないことなんだけど生理的に無理な俳優さんが主演だったりそれに準ずるポジションだったりすると、観る気が失せる。それで損してるのはわかってるけど、無理なもんは無理だから。


なので私は、これでいく。


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