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大人は諦めが肝心


私は松田聖子さんの大ファン。ファンクラブに入っているし、毎年夏のコンサートには足を運ぶ。冬のディナーショーより夏のコンサートの方が断然楽しめる。昨年はデビュー40周年だったが、コロナ禍でコンサートが中止になった。私はファンクラブ限定の、お土産付き席のチケットをゲットしていた。来年(今年)にスライド出来るというのでキャンセルはせず、今年のコンサートに行くつもりだった。コンサートの日程が発表され、一緒に行く友人と共に楽しみにしていた。


ところが5月のGW明けにコンサート会場がある都道府県と、私が住む都道府県共に緊急事態宣言が出た。コンサートに行ってもいいのか、やめたほうがいいのか、正直迷っていた。もちろんコロナ禍でのコンサートであるから、感染予防対策はバッチリなはず。そこについては心配はしていない。が、道中が心配。新幹線や在来線、それにどこかで一度は食事を摂らなければいけない。気をつけていても、感染してしまう可能性はある。どうしよう、どうしよう。そんな時、来週からツアーが始まりますというメールがファンクラブから来た。感染対策をしてお待ちしています、と。そのメールの最後に『昨年7月7日のメールにてお知らせしましたように、やむを得ずキャンセルを希望される方は、○○日が締め切りです。』とあった。あと2日ある。まだ間に合う。私は友達にLINEした。


友達も、再延期にならないか期待していたようだ。しかしツアーはこのまま始まる。結局2人で相談して、今回はキャンセルすることを決めた。40周年のコンサート、楽しくないわけがない。もちろん声を出しての応援は出来ないだろうが、やっぱりお祝いしたかった。でも諦めた。それが社会人として正しい決断だと信じている。コンサートは、コロナがおさまってからまたいつでも行ける。


ということで、チケット代が戻ってくる予定。このチケット代、なかなか高額なので実はちょっと嬉しい。お土産付きSS席チケット、一人23000円。臨時収入みたいで嬉しい。あんなに楽しみにして、悩んでいたのに、私もいい気なもんだね。それでもせっかくならば少しでも聖子ちゃんのために使いたい。ファンのためにコンサートをしてくれる聖子ちゃんを何かの形で応援したい。そう思った私は、行かなくなったコンサートツアーのグッズをネットで注文した。もし行っていたら買ったであろうグッズたち。それも良い思い出になる。




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