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コレが今のワタシ


以前書いた記事(1/22付『実りある雑談』参照)に出てくる友人2人と久しぶりにじかに会った。ご存知のように私は昨年の秋に前髪を切って可愛くなったと評判(自己満足)で、それ以降も調子に乗って短めの前髪をキープしている。面白いのは、久しぶりに会った友人2人とも私と同じく前髪を切っていた。以前会った時には2人とも前髪を分けたスタイルだったので、私ぐらいの年代では前髪を切ることが流行っているらしい。確かに若く見えるし、それが良くて私もそうしているのだから納得ではある。でも、私も入れて3人のおばさんが3人とも前髪を切っていたのには我がことながらなんだか笑える話だ。


今から6年前、私は同窓会の幹事だった。それまでとはまるでやり方を変えた同窓会は同級生に好評で、一緒に幹事をやった幼なじみとは「頑張った甲斐があったね」と達成感を喜び合った。
もうじき6年ぶりの同窓会がある。当たり前だけど全員同じ歳なので、その中で自分は若く見えるほうなのか、老けてるほうなのか確認したい。今の私の年齢は自分が子どもの頃のイメージだとおばあちゃんだ。子どもの頃って大人の年齢を想像するのが難しいからなのだけど、多分あの頃と今とでは同じ年齢でも今のほうが皆さん若見えするのではないかと思う。これは実感。私の周りの友人、知人は皆年齢よりも若々しい。
その中にあってなお私は少しでも若くいたいので久しぶりに美顔器が活躍している今日この頃。持つべき物は美顔器(2/21付『不機嫌な私がアレを買ったわけ』参照)。おほほほほ。


先日、長女が友人の結婚式に行った。その帰り、駅まで迎えに行った車内で親御さんの年齢の話になった。

「この前さぁ、お母さん(=私)が自分のことを『これで◯歳ですけどっ』みたいに自慢しとったやん。年齢にしては若いやろみたいに言っとったやん」

「え、そんなことあった?」

「うん、それでね、今日結婚式で友達のお母さんを見たらね、まあハッキリした年齢は知らんけど大体お母さんと同年齢ぐらいなはずでしょ。それ見たら、確かにお母さんは若く見えるほうやなって思ったっていう話」


お、そうなん。褒められとるんよな。やったね。ありがと‥いや待て。私がお礼を言うのは違う。私は自分でいろいろと気を配って少しでも可愛く若く見えることに興味を持って多少の努力もしているのだから。誰かにお礼を言う必要はない。私は私の努力でもって今の私をキープしているのだから。

「ま、でも、確かにお母さんは〇歳には見えんよ。△歳くらいには見える」

〇−△=10
おおっ。10歳も若く見えるってか?

「ありがとう」
やっぱりお礼を言っちゃった。

職場に私よりもだいぶ若い人、とはいえ世間的にはおばさん、がいる。仮にMさんとする。Mさんと共通の知人の話になった。その知人は私よりも少し歳上、Mさんいわく、その人はこのところ自爪育成のお店に通っていて爪がめちゃめちゃ綺麗なのよと教えてくれたあとに、こんなことを言った。

「あの歳で爪だけ綺麗でもどうなん?って思っちゃいました」

ちょっとバカにしたような物言いだった。私はそんな言い方をする意味がわからず、

「えー、それめちゃくちゃ良いじゃないですか。手は人に見られますし綺麗なほうが良いですよね」
と答えた。Mさんは
「まぁそうなんですけどね」とまだ何か言いたそうだった。
ハッキリ言って私はMさんこそもっと身だしなみに気をつけるべきなのでは?と思っている。私よりひとまわり以上は若いのに、伸びた髪を後ろで束ねてるだけだし、お化粧っ気も全く無い。服装もいつも同じような黒っぽい物ばかり着ている。Mさん自身がそういうことに無頓着なせいで、人が小綺麗にすることに対して理解が無いのだろう。
自身を小綺麗に保つことは礼儀の一つだと私は思っている。

こんなこともあった。ある日私は両脇でリボンを結ぶデザインのトップスを着ていた。その服を着ているとたまにリボンがほどけてしまう。その日もリボンがほどけて、自分で直そうとしたが位置的に無理で申し訳なく思いながら近くにいた若い同僚にリボンを結んで欲しいと頼んで結んでもらった。その子は、
「可愛いデザインですね」なんて上手に言いながら結んでくれたのだがたまたまそれを見ていた私よりも歳上の同僚が言った。

「なんか、娘さんが着るようなデザインね。可愛いらしい」

嫌味を言うような人ではないけど、人によってはそう取るかも知れない。私は素直に受け取って、

「あはは、ちょっと若い子ぶっちゃいました」
と返した。

こういう記事の時年齢を隠す必要性があるか無いか考える。もちろんハッキリ「何歳ですっ」って書いたほうが実感がわくし、読んでる方にも信憑性を感じてもらえるとは思う。でも、そこまで曝け出すメリットがあるかと考えたら、メリットって特に無い気がする。
それ言ったら、お仕事記事だって私の職場が何関係かを書いたらもっと共感してもらえるのかも知れない。例えば医療関係だとしたら、私が言う同僚って医師とか看護士とかになるわけで、「え、医者なのにそんな人がいるの?」とか、そういうリアクションは楽しそうだけど‥

だけど私はもう少し、謎多きみとんさんでいく。よろしく!
ふわっとした内容でもその奇妙さとか面白さがちゃんと伝わる文章を書く練習をしていると思ってくれたらありがたいですっ。


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