見出し画像

大切なことはいつの時代でも変わらない[子育て]

私は本が好きで、他の方が書いた感想を読むのも好きです。なので、気になる本があると、その本のレビューも目を通します。

そんな中で、ビジネスで成功した著者の本のレビューに、

「この人はいつも同じことを書いている。もっと目新しい事を書いた方が良い」

というようなものがありました。

その本の著者は今までに何冊も本を出している方だったので、それらの本も読んでいた方はそう感じることもあるのでしょう。

でも、本当に大切なことって、変わらないものなのだと思います。きっと成功法則のようなものも、基本的にはみんな同じで、それのアレンジ方法が人それぞれだったり、伝え方が違ったりする。

誰のフィルターを通して伝わってくるかで、自分と合う合わないが出てくるのでしょうね。

先日、図書館で2冊のコーチングに関する本を借りて読んでみました。

コーチングというのは、対話の中から気づきを導き出すスキルのようなもので、聴き上手な方は自然とやっていることでもあるんですよね。

私が借りたのは2冊とも2005年頃に出版された子育てコーチングの本。

2005年頃というと、私が高校生の頃。もう20年近く経っているんですね!
なので、仕方のないことかもしれませんが、1冊目に読んだ本の中に

学校へは行くものです

学校は何があっても行くものだと教えれば、困難に立ち向かえる子になります

逃げ出してはいけません

きょうだいや友達とは仲良くしなければいけません

家庭での最終決定は父親にさせましょう

女の子なんだから早く家に帰らないといけない

などなど。

令和の時代にはそぐわない内容がたくさん書いてあって、逆に興味深く読んでしまいました。ですが、この考え方も当時の親たちには響いていたようで、著者の子育て講座にはたくさんの方が参加していたとか。

一方、2冊目の本には、

子どもをしっかり観察してみよう

問題点をはっきりさせて、ママ(親)はどうしたいのか考えてみよう

子どもの話をよく聴いて、答えが導き出せるように問いかけていこう

など、とても共感できるやり方で書いてありました。
この方法であれば、子どもや親によって導き出される答えは違っても、それがその親子にとって合う方法ということ。どんな時代でも関係なく、その親子に合う方法ということですよね。

同じ20年近く前の、同じコーチングというテーマを取り扱った本(1冊目の本にもコーチングという題名がついていましたが、コーチングとは違う内容なのでは?と思いました)でもこんなに違う。

その時代に、世間的に正解とされていた事が、10年後、20年後、どうなっているかは分かりませんよね。

時代が変わっても、子どもの、親の、その時の心に寄り添った方法であれば後で「違った!」ということはありませんよね。

自分たちの家族の心に寄り添って、しっくりくるやり方を取り入れてみる。
世間的に良しとされていることよりも、子どもの話を聴いて、子どもも親の気持ちも大切にしながらいろいろ試してみる。

それが時代の変化に影響されない、大切な事なのではないかなと思います。


読んでいただきありがとうございました!




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?