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支出の凸凹をなめらかにする資産管理ツール

生命保険は必要、不要? どっち?
ガン保険は必要、不要? どっち?
医療保険は必要、不要? どっち?

そういう議論ってだいたいピント外れなんやな〜。だって、実務に携わってないヒョーロンカみたいな人って保険を「損得」の一面でしか語ってないことが多いんやもん。

保険てえのは客観的に見て不運な人だけが得をして、幸せな人やフツーの人は損をするしくみやから、加入者全員の平均的な損得だけで考えたら「損」という結論が出やすいのは当然やな。(過去5〜10年間の先進医療特約や火災保険など、保険会社が損してそうなカテゴリーも実は結構あるけどね)

でもな、保険はお金を増やすツールじゃなくて「支出を平準化するツール」と考えといたほうがええで。

個人の資産管理においては「運用しないお金」を普通預金などの生活用口座に入れて、それ以外のお金は「運用するお金」として例えば年4%くらいの長期リターンを狙って運用したりするんやけど、もし全く保険に加入しないとなると「様々なイザというとき用の貯蓄」を200〜300万円は余分に持っておきたいので積極運用に回せるお金が少なくなって、長期的に得られるはずのリターンが抑制されちまうんや。

一方、各カテゴリーで適切な水準の保険に加入していれば(例えば30代なら月1万円程度の合計保険料でも)大きな病気やケガやガン治療やそれに伴う収入減少時などに「本来なら貯蓄を崩してたはずの金額」相当を保険会社が様々な給付金で出してくれて、生活用口座のお金も長期投資中のお金も殆ど取り崩さずに済むなー。結果として、病めるときも健やかなるときも支出は平準化されて、ちょっとした不運で長期的な資産形成のプランが狂うことも避けられるやろな。

そうや。保険てのは長い長い人生の「支出の凸凹を滑らかにする資産管理ツール」って覚えとくと大きな間違いをせんで済むで〜!




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