ひとりぼっちのスプラトゥーンでたどり着いたXP2700 ~「自分の頭で考えろ」は悪魔の契約~
こんにちは。橘ミツヤです。
今回は何となく自分語りがしたくて始めてしまいました。
あまりに特殊な生い立ちの私の経験と苦しみをぜひ楽しんでいただければと思います。
プロフィール
名前:橘ミツヤ
最高ウデマエ:2702
持ちブキ:ヒッセン
日々やることといえばガチマッチ
私はただいまVtuberとして、ありがたいことにインターネットの中で活動させていただいております。しかし、それまでの人生では一度もネットコミュニティに触れたことがありませんでした。公園を駆け回り、部活動に汗を流し、放課後にマックで駄弁りカラオケに行き…そんな橘青年です。
ただゲームは好きだったので、モンハンやパズドラなんかはずっとやってましたし、今でもそのゲーム友達はずっと仲良しです。
しかしそんな彼らと大人になるにつれて一緒にやれるゲームが減り…
そう!
オトナになるにつれて増えていく「FPSゲーム」という選択。橘ミツヤにはそのセンスがなかったのです。銃撃つの怖いから仕方ねえ←
そんな中、色塗りTPSゲーム「スプラトゥーン」に初代からお熱の橘ミツヤは、そのゲーム仲間のメンバーの一人であるA君(同じくXP2700のダイナモ使い)と2リグに行く以外のほぼ他人とやるスプラトゥーンを縛られたのである。
インターネットでの交友関係は無論認知していた橘ミツヤでしたが、まさか自分がそこに参加しようという発想は微塵も持たぬまま、ただひたすらにガチマッチに潜り続ける日々を過ごしたのである。(Vデビューまで1500時間ほど)
(ちなみにそのゲーム仲間とはゲームを一緒にできなくなっただけで、今でも集まって旅行などには行って仲良くしてますので安心してください)
一切の情報を仕入れない「競技シーン」
さらに特殊な環境として、これだけこのゲームをプレイしておきながらなんとこの男
【競技シーンを一切見なかったのである】
理由は単純で、スプラトゥーン1の時代、本当に競技シーンが大好きで食い入るように見てたんですよね。そして2になり環境&プレイヤーが大幅に変わり、拗ねたのである。いわゆる懐古厨を拗らせたのだ。
ただA君は競技シーンを見ていたし、ネットの中に多少の交友関係があり、対抗戦にもよく言っていたので何となくそこでの環境の話を小耳にはさむくらいの中でやっていた。
今でも競技シーンはもう追いつくのは諦めて見れてません…悲しい…
さらに付け加えると、解説動画などももちろんなんとなく見ていない。
最近のアップデートまで私の持ちブキ「ヒッセン」はあまり使用者も多くなかったのも正直あった感は否めない😭
誰も教えてくれないから
そんなわけで一緒にやる人もいない、競技シーンも見ない、そんな中でウデマエを上げようかなと思ったら当たり前ながら
≪全て自分で開拓する≫
しかないのである。大変恐ろしい話だが、僕は昔からそういったことは好きで、トライ&エラーの繰り返しが得意な自負があったのでちまちまとやっていたわけである。
ひとつひとつのプレイに考えを巡らせ、試して、失敗して、また試して…
今でも正直誇りに思うし自慢したい。僕はたった一人の孤独な試行錯誤の積み重ねで2700までたどり着いた。どんなことをやって考えてたか、詳しいその時の様子はまたもし需要があれば…。
そう、その中身には今回は関係ない。今回お話したいのはその結果、
「わけのわからないバケモノ」
がこの世に産み落とされてしまったということなのである。
気色の悪いモンスター
当たり前すぎてぐうの音も出ない。
ろくに教科書を読まなかったからセオリーもクソもない。わけのわからないギアを付けて、わけのわからないテクニックを編み出して、わけのわからないプレイングをする。許されていいのか、これが。
ちなみに僕が最もプレイ時間を費やし、2700にたどり着いたのはプライムシューターやデュアルスイーパー、竹などが大暴れしたいわゆる「疑似確環境」だ。
その中である日元々クイックボムを主体に戦っていた僕に囁いた悪魔はこう言った。
「遠投とサブインク積んでそいつらにクイボで射程外から打ち勝てばいいじゃん」
と。さらにモンスター化が加速した。実際それでそいつらをカモにしまくってたので当時の自分には文句は言えない。
まあ昔あげたこんな動画を見てもよくわかる。
そんなこんなで出来上がったのはちょうどこんな尖りすぎた性能
具体的なエピソードを上げると
2700いった時点で慣性キャンセルを知らなかった
傘に対物が乗らないのをつい先日まで知らなかった
プロコンの持ち方は常に人差し指がRボタンに置かれている
3つでも何となく伝わると思う。この男、知識量の乏しさがやばいがとくにヒッセンにあまり関係のないことについては最早赤ちゃんである。
A君「なんでこんなんでそのパワーまで行けたのか理解できない。」
そんなこんなでめでたく化け物誕生なわけですが、そのツケが回るのは少し後の話。
華々しいVtuberデビュー!だと思っていた
そんな僕もついに重い腰を上げ、自分で放送を始めようと決意した。それと同時にスプラトゥーンでも交友が増えることになったわけだが、ここでついに借金の取り立てがやってくる。そして3つのツケを払わされることになるのである。
①コスト制の大会に使えない
本来僕の得意分野はクイックボムによる牽制圧やルール関与、ヒッセンの存命力を生かしたヘイト・荒らしなどによる5分間を見通した試合全体のコントロールであり、そういった立ち回りで開拓を進めてきた。
しかしVtuber界隈で主となるコスト大会に参加し気が付くのである。
あ、これ前でてキルしまくった方が貢献度高いやん…
と。大体全員が同じレート帯の中で戦うガチマッチしか経験のなかった僕にとっては盲点も盲点である。実はその結果かつての自分の強さの源を見失い、それに昔の動画を見て気が付いたことがこのnoteを書くきっかけだったりする。
②人に教えられない
だいたい大会に出るとコストが高い枠になるので指示を出さなければならないが、
うん。なんもわかんねえ!
報告うまくできません!どうやって生の声で連携を取ればいいかわかりません!どうやって勝てばいいかわかりません!他の武器のことはわかりません!
毎度申し訳なさに涙を流すのである。
そしてその中でも頑張って何かを伝えようとするのですがもうこの男、
残念ながら自分が化け物の成れの果てだと理解してしまっている。
自分の考えや立ち回りはもしかしたら物凄くセオリーとはかけ離れた歪んでいるものかもしれないという不安がものすごい。
③上級者目線ではおそらく「非常に合わせづらい」
特に同じようなパワー帯の人たちと味方でプレイするときに毎度これは感じる。
パワーに比べて対抗戦経験がほぼ皆無で連携が取りにくいうえに明らかに様子がおかしい。今まで見てきたヒッセンの立ち回りがそこにはない。なんだこいつは、どうしたらいい。
これは心中お察しするでござる。アーメン。
今あえてここで言おう、申し訳なすび!🍆
自分で考えてほしい、でもそれはきっと危険でもある
さあ長々と語りましたがついにタイトル回収のお時間です。
いままで書いてきたように僕はこんなスプラ人生を歩んできたわけですが、それでもやっぱり伝えたい。「自分で考えることも大切だ」と。
僕がどのゲーム、いや日々の生活にも共通して持っているポリシーは
「知識は程々なら良薬、取りすぎは劇薬」
ということなのよね。こんな隠れnote大した人数見ないと思うので少し厳しめの言葉を使うと、僕が一番嫌うことは「知識だけ仕込んでできる気になること」なんです。
確かに僕のようにやると苦労します。
僕はこれ以上自分と同じ化け物をこの世に送り出したくないので正直に言うと、困ったら動画や大会をみて、わからなかったら他人に頼っていい。というかそうしたほうがいい。僕は与えられたもののインプットが苦手だから昔から自分で考えて好き勝手やっちゃいたいタイプで、逆の人もいると思う。人の得意不得意の話だし、いろんなやり方は尊重されるべきだと思う。
ただ、知識だけを蓄え、さらにあまつさえ自己投影だけはしないでほしい。特にXくらいまで。別ゲーの言葉になるがいわゆるコメデターやエアプのようなことは絶対にいけない。
難しい用語やテクニックを使ってゲームを語る前にやることが沢山あるよ。掴むべき自分独自の感覚、固めるべき基礎、自分の頭で判断する力…
そういったところは絶対に自分で考えて、苦しみもがいて養わないとついてきてくれない。
例えるなら学科試験は合格し、実技試験で不合格になる…こういったケースで伸び悩む人は本当にもったいない。なまじ知識はあるため、自分はこのゲームを理解していると思い傲慢になりがちなのもよくない。
一度勇気を出して自分と向き合う時間を取ってほしいというお気持ちである。
僕はきっと極端な例で、悪魔と契約したようなモン。自分なりにスプラトゥーンを理解して、ウデマエもある程度までは行けた。ただその代償にいろんなものをぶんどられた感が否めない。
だからもしこのnoteを最後まで見てくれた皆には考えてみてほしいなって。
あまりにも特殊な僕の生い立ちから、逆に座学を増やすのか、実践を増やすのか。色々な選択肢があると思う。
ただの一般プレイヤーの自分語りから何か得るものが1ミリでもあれば万々歳です。ありがとうございました。
余談「DuoAce」というチーム
おまけとしてフランクに語ると、DuoAceというチームは奇跡的な噛み合いで橘ミツヤを気持ちよくさせている。
まず対抗戦経験豊富な人がいない。ウデマエ順で2番目になる社長こと猫屋敷クロ氏はサモランの民、ガチマの民の僕と同じで少々特殊なプレイヤーではある。その結果何が起こるかというと③で挙げた負い目はない。黙って俺についてこいという好き勝手なプレイが許される…許されるのか?許せなかったらごめん。
そして火力お化けの火神音雷斗がいる。立ち回りの怪しさは否めないながらも撃ち合いは群を抜く。そうね、こいつに前任せりゃええんですよ。僕は気持ちよく中衛寄りで本来の得意な立ち回りに集中すりゃええやと。後ろもクロさんやスミレさんが固く守ってくれるのでそっちもモーマンタイ。
本来の自分の得意な立ち回りを気兼ねなく暴走させられ、ある程度僕の勝手についてきてくれる。その中でなんでも言い合える関係性の中で僕の指導力付属をサポートしてもらえる。
このnoteに書いてあることと照らし合わせると本当にありがたい話である。すごいぞDuoAce、頑張れDuoAce。
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