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「オリンピック中止でIOCに東京都が違約金払う話はデマ!」の検証

2020/09/17

執筆家の本間龍氏の主張を検証!https://note.com/desler/n/nb7bc5ad1dcf9

「オリンピック中止でIOCに東京都が違約金払う話はデマ!」、この本間氏の主張は、IOCと開催国との契約、「開催都市契約」において、オリンピック中止の際の違約金について記述がないというのが根拠であり主張のようだ。

しかし、IOCの損害は東京都が負担することになっているのだ。

開催都市契約では、IOCがテレビ局などの契約の違約金で損害賠償が発生した場合に、「すべての支払うべき費用を開催都市が常に補償」と記載されている。

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https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/hostcitycontract-JP.pdf

つまり、森会長が言っている通り、IOCの損害は東京都が補償しなければならない。

「五輪開会式の簡素化難しい」 森会長「違約金が発生」中日新聞
https://www.chunichi.co.jp/article/84605

これが俗にいう、オリンピック中止の場合の違約金に東京都が推定1000億円払わなければならないという話の中身だろう。

確かに本間氏の言う通り、オリンピック中止の直接的な違約金は存在しないかもしれないが、結局のところ東京都はオリンピック中止で莫大な金をIOCに払うのは事実である。

本間氏の言う通り、間違った認識でオリンピック中止の直接的違約金がさもあるような書き方は、事実ではないかもしれないので避けるべきだが、それなら、文筆家としては、ではどのようなお金を東京都は払うのか詳述するのが誠実な対応ではないかと思う。

参考:あまりにも不平等なIOCと東京都の「開催都市契約」https://www.cloudsign.jp/media/20200313-ioc-kaisaitoshikeiyaku/


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