クラウドは本当に危険? ~セキュリティリスク編~
よく、「社内のデータを社外のクラウドに預けておくのは危険」という声を耳にすることがあります。
前回は、クラウドの災害リスクは本当に高いのか、ということを解説しました。
今回は、「危険」と言われている大きな要因のもうひとつ、セキュリティリスクについて解説していきます。
社外にあることでセキュリティリスクが心配
など、いろいろなサイバーウイルスが蔓延している現代では、クラウドにデータがあることで心配になる方が多くいます。
こういった心配はごもっともなのですが、当然ながら、クラウド事業者も高度なセキュリティ対策をとっています。
理由①ウチより万全な物理的セキュリティ
たとえばGoogleのデータセンターでは、建物への入場が厳しく制限されています。
つまり、事前に許可された人しか入れなくなっているわけです。
ほかにも、監視カメラ、侵入検知システム、セキュリティガードなど、いくつものキュリティ対策が行われていて、物理的に人が入り込めないようになっているということです。
理由②グローバルスタンダードのセキュリティ
そしてもちろん、ウイルス対策などのサイバーセキュリティも万全です。
これもGoogleのデータセンターの例ですが、ファイアウォール、侵入検知システム、侵入防御システムなどのネットワークセキュリティをはじめ、保存データと転送データを暗号化してデータの機密性を保護しています。
システムの脆弱性も定期的にスキャンして迅速に修正する脆弱性管理、定期的なセキュリティ監査、アクセス制限、機械学習をつかった異常検知、専門チームによる24時間体制の監視などなど・・・さすがはグローバルで活躍するGoogle。
毎年かなりのコストをかけて、何重にもわたるセキュリティ対策を行っています。
自社運用でできることには限りがある
サイバーセキュリティのリスクについては、やろうと思えばいくらでもお金を積めるもの。
コストをかければかける分だけセキュリティが高くなります。
逆に言えば、わたしたち一会社や工場で、GoogleやAmazon、Microsoftと同じレベルのコストをかけることは無理な話。
ぜったいにグローバルスタンダードのクラウド企業以上のセキュリティ対策はとれません。
これは断言できますが、ぜったいに、私の家にあるパソコンより安全です(笑)。
このように「クラウドが危ない」という声は、クラウドサービスの中身をしっかりと確認してみると誤解だった、ということが多くあります。
もちろん、すべてにおいて「クラウドの方が良い」ということではありませんが、簡単に「クラウドはダメ」と考えず、「目的に合っているか」をしっかりと確認してみることをおすすめします。
ちなみにみつわポンプでは、クラウドベースのIoTサービス「RANDX」を提供しています。
クラウドというのは、今回のリスク軽減という点以外にも、「専用ソフトがいらない」「カンタン」というメリットがあります。
気になる方は、ぜひ一度みつわポンプへご相談ください。
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