老舗エネルギー企業の経営戦略本部って何をしているの?
こんにちは!大澤です。
私は三ッ輪ホールディングスグループの経営戦略本部で責任者を務めております。
私自身、ITで7年、コンサルで4年のキャリアを経て三ッ輪ホールディングスグループに参画し、今年で6年目になります。合計11年プロフェッショナルファームに所属し多くの企業の変革の場に立ち合ってきた経験、周りのメンバーのスキルセット、弊社にJOINした後の日々の葛藤等から、現在の経営戦略本部の組織を形作ってきました。
そんな経営戦略本部という組織、採用面接でも、「経営戦略本部って何をやっているのですか?」と毎回聞かれるため、今回は組織のご紹介をしたいと思います。
我々のグループが、「新しい価値の創造」という行動指針のもと、ベンチャー企業以上のスピード感で新規事業を生み出し続け、それを成功に結び付けている理由の一端を感じていただけたら幸いです。
そもそも我々のグループはホールディングス制をひいておりまして、主要事業の推進はグループの事業会社が担っています。
三ッ輪ホールディングスは上記の事業会社の持ち株会社でありながら、以下3つの機能を担っています。
経営戦略本部は上記のうちA、Bを担っており、それらのMissionの実現に向け、具体的には3つの部と8つの機能で成り立っています。これらの機能が有機的に結合しつつ、グループ各社のリソースやアセットと結びつけていくことでのみ、新しい価値の創造につながると考え、現在の組織構成にしました。
具体的な事例として1つ例示します。
先日、グループ会社のイーネットワークシステムズにて、CLS(クラス)というサービスをリリースしました。不動産管理会社が抱える課題を解決するDXソリューションですが、こちらのサービスの立ち上げと推進にあたっても、経営戦略本部がかかわっています。
①「経営戦略部 事業開発」にてサービス全体の構想づくり、営業・業務推進体制、システムのグランドデザインの策定を実施します。今回は電力事業のため、構想づくりから体制作りまで、イーネットワークシステムズの経営陣や現場のメンバーと強くコミュニケーションをとって進めます。
②「経営戦略部 事業企画」にて①の構想をイーネットワークシステムズのシステムと業務に落とし込み、業務フローづくりやシステム利用設計をします。ここが正確に作りこめていないと、運用開始毎にトラブルになるため、全体のキーポイントになります。
③「BTI部 サービス構築」にて②をうけてシステム要件定義、設計。開発はベトナムのオフショアも利用しながらの効率化・高度化を実現させます。新サービス構築にあたっては、新しいテクノロジーを最大限に活用しつつ、スピード感をもったPDCAをまわしてけるようなアーキテクチャーを常に模索しています。『世の中にインパクトを与えられる新サービスを数多く生み出していきたい』『AIやブロックチェーンといった新しいテクノロジーの社会実装をしてみたい』というIT従事者には、とても魅力的な場所だと思います。
④「くらし事業部 マーケティング」にて、プロモーション部分の支援をします。具体的には、ペルソナ定義してUX定義したり、LPやリーフレットといった部品をそれらUXに従って用意したりといったことをしています。
⑤「経営戦略部 経営管理」にてKPI設計やリリース後のKPI管理を行います。全事業会社のKPI管理はこの部署を起点として設計、モニタリングをしており、新規事業についても同様に推進しています。特に新規事業はKPIモニタリングを通じていかに高速にPDCAを回していくかが成功の鍵となります。
上記の①~⑤のようなプロセスを高速に回すことで1年の間に複数の新規事業やM&Aを遂行し、A(新しい価値・収益軸の創造)やB(グループ全体の事業拡大促進)といったMissionを実現しています。
上記でご紹介した①~⑤のようなプロセスに対して、我々のメンバーの中には、「マーケティングを極めていく」という機能特化型のメンバーもいれば、事業企画から経営管理まで幅広く携わっているメンバーもいます。
本人のやりたいことやスキルに応じて、柔軟にアサインメントを変えられるのも、我々の特徴なのかなと思っております。
今回は経営戦略本部のご紹介、及びそれらが新規事業を生み出しているプロセスの一端をご紹介させていただきました。冒頭にご紹介したように、私自身、コンサルタントとして数多くの企業を見てきましたが、「硬直化して組織やサービスの変化への対応がどうしても遅くなる大企業」にも、「成長のために1つのプロダクトに特化せざるを得ないベンチャー企業」にもない、躍動感と安定感を感じられる企業は日本各地を探しても他にはないのではないかと思っております。
現在、案件が大量にあり、経営戦略本部としてはあらゆる機能について新規の採用を積極募集しております。少しでもご興味を持っていただければ、カジュアルな面談等もセットしますので、お気軽に弊社の採用問い合わせフォームからお問い合わせいただけますと幸甚です。
ここのところ毎日のようにメディアを賑わせている「脱炭素」や「DX」等の新しい価値創造を、是非一緒に実現しましょう!
●次回の記事
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