noteはじめます_

noteはじめます。

[ Vol.001 ] (1491文字)

はじめまして

はじめまして、光浦健太郎(ミツウラケンタロウ)です。周りからはミツケンと呼ばれたり呼ばれなかったりしてます。

ぼくは光浦醸造という会社の代表をしています。光浦醸造は慶応元年(1865年)に創業した山口県にある小さな醸造所で、味噌や醤油を中心とした伝統調味料を作っています。最近では乾燥レモン付き紅茶「フロートレモンティー」の方が知名度が上がって「お味噌も作っているんですね?」と聞かれることがあるのですが、味噌が本業です。

▲ 光浦醸造本店。平日のみショップもやってます。

でも本業が味噌というとちょっと疑問。
売上でいうと既に味噌よりレモンティーの方が多くなってるので本業は紅茶屋さんなのかも?
それともやはり150年代々と続いてきた味噌が本業なのか?
でもこれから更に150年会社が続くとしたら本業は何になっているんだろう?そう考えると本業の定義って結構あいまいだな。

少しばかりの自由と可能性を手に入れた。

ローカルの小さなみそ屋だったぼくたちは『フロートレモンティー』という商品を作ったことによって、ちょっと事情が変わってきました。
「本業」という言葉ひとつとってもこれまでは自信をもって「みそ屋です」と言えていたのが今ではハッキリとした返答が出来なくなったし、事業規模もある程度大きくなってきました。

自分の職業が斜陽産業である事を理解・体感しながら、それでも味噌と醤油を細々とひたすら作って配達するというルーティンを毎日こなしていたあの頃に一番欲しかった「自由と可能性」を15年かけてようやく少し手に入れることが出来たのかなという実感はあります。

でも自由って難しい。

ただ、正直言って今はその「自由と可能性」を生かしきれていない。ある程度の自由を得て分かったんだけど、自由って結構難しいのだ。

何でもできる=何もできない というパラドックス。

パソコンは何でも出来るけど、やりたいことがないと何にもできないただの鉄の塊であるかのように。

ひとりで生きていくのであればずっと自由で在りたいけれども、会社として進んでいくためには今の自由に少しずつアンカーを打ってもう一度方向性を定めて次のステップへ臨む必要があると感じています。

そのために必要なことは経済に対しての正しい思考や知識を身につけた上で明るいビジョンを考え、実行していくこと。

最近ずっとそんなことを考えてて何かしなきゃと思ってたんだけど、今日糸井さんの記事を不意に読んで急にモチベーションが上がり、以前から気になっていたnoteを始めることにしました。

ちなみに、突然noteを始めたトリガーは今日読んだこの記事。
「40歳は、惑う。」
https://aera.1101.com/itoi.html
はい、ゼロになってちゃんともがきます。41歳だけど。

noteはたぶん、流行らない。

何年も色んなウェブサービスを見てきたけど、多分、noteは今以上には流行らないです笑。でもぼくがnoteに魅力を感じるのは、流行らないけどたぶんこれからずっとなくならない普遍的なサービスになっていくと感じるからであって、他のSNSのように何かに追われることなく、焦らず、少しずつ出来るだけ内容の濃い記事を書いて蓄積させていけたらなと思います。

このnoteは基本的に個人的な成長のために始めたので、会社や事業に関することばかりではなく、日頃感じていることや、自分なりに腑に落ちたこと、気が付いたことを自由に書いていきます。稚拙さをさらけ出すだけかもしれないけどとにかく継続して書けるようにがんばろう。

どうぞよろしく。



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