見出し画像

 「しおりが必要なんだよ」、という僕の言葉に彼女は顔を赤らめた。
 彼女の名前がしおりであるということを、僕はすっかり忘れていた。

ここから先は

1,213字

■メンバーシップの内容  もっともっと甘野充の世界に浸りたい人のための場所です。  一般公開記事では…

甘野クラブ

¥400 / 月

もしも僕の小説が気に入ってくれたのなら、サポートをお願いします。 更なる創作へのエネルギーとさせていただきます。