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2023年J3初年度、総括。

皆さま、年の瀬いかがお過ごしでしょうか?
多くの方が昨日仕事納めだったのかなと思います。
僕は、なんと26日の夜から熱がでて、2日ほどほぼ外出せず過ごしていました。インフルエンザのような気もしなくもないのですが、38.0度ぐらいまでしかでていないため、単なる風邪なのかもしれません。

奈良クラブのファン・サポーターの皆さまは、来季の選手がどうなるのか、首を長くしてリリースを待っていることだと思います。オフシーズンはあまり楽しみがないものですが、少しでも楽しんでいただきたく、noteに今シーズンの総括したいと思います。

まずは、2023年シーズンも本当にたくさんの方に応援いただき、心から感謝しています。ありがとうございました。奈良クラブを気にかけてくれている人の数はゆっくりですが、確実に増えてきています。クラブの方向性が間違っていないんだと自信が持てます。ありがたいです。

奈良クラブ2023シーズン戦績


さて、2023年の総括ですが、当初、成績としては、15勝10敗13分で10位以内という想定をしておりました。結果は、15勝11敗12分で5位と、勝敗はほぼ予測通りでしたが、順位についてはここまでの混戦は予想できていませんでした。

年間を通して気になったのは、奈良クラブのボール保持時間が長くなるだろうと想定される対戦相手の多くが、5バックなどで対峙してきたため、なかなかクロスを上げられない、またエリア内に侵入できないということがあり、勝率を落としてしまったことです。ただ、失点数はリーグ最少でしたし、来季の課題は失点数はこのままキープしつつ、低ブロック相手に対しての得点力UPというところでしょうか。


一方、経営面については、年初に以下の記事を書いています。

上記記事に記載した2023(期首予測)の列と、2023(着地予測)の欄を比較していただければと思います。

奈良クラブ業績推移

売上が当初想定より大きく伸び、2022シーズンと比較すると倍増しています。さまざまな要因がありますが、スポンサー収入、入場料収入、物販、ファンコミュニティ、当初想定してなかったJリーグからの配分金、クラファン、アカデミー関連、選手関連、もろもろです。すべてのものが当初の想定を少しずつ上回り、結果として大きく伸びたという印象です。

それでは、個別にいくつかみてみましょう。
まず、スポンサー収入です。

スポンサー数

JFLのときは正直スポンサーセールスはなかなか厳しく、なかなか増えていかなかったですが、Jリーグクラブというのはやはりブランド力があり、これまでよりも、好意的な目で見ていただけることが増えました。まだ、営業でもJFLとは何ぞやを説明しないといけないのと比べると、Jリーグを説明する必要がないことがほとんどだというのはそれだけで大きく状況が変わりました。そういったことや昨年のJリーグ昇格のご祝儀的な部分も含めて、多くの会社に新規スポンサーになっていただくことができました。ナラディーアができたことで商品の幅が増えたこともプラスの影響であったと思います。

次に、入場料収入です。

2023ホームゲーム入場者数

特に入場料収入については、2022年は1年中招待券を撒いていたので、2023年は実際にどれぐらいの人が買って見に来てくれるのだろうという未知の世界でしたが、想定以上にチケット購入いただき、観戦に来ていただけたので本当にありがたかったです。来季は平均入場者数2000人は必ず超えたいと思います!また、売上としては、3500万、あわよくば4000万売上を狙っていきたいと思います。

そして、グッズ収入です。

グッズについては、前体制での過剰在庫をはけるため、2020-2022年はほとんど新商品を作らず、作ったとしてもミニマムの発注数で展開してきました。今シーズンは方針を変え、積極的に新商品を出していくスタンスで進めました。とはいえ、夏にTシャツの展開が遅れたり、特に3-6月あたりはまだまだ商品が揃っていなくて、売り逃しなどがかなり多かったと思っています。ただ、ECで年間1500万、会場で1100万程度の売上はできたので、来季はさらに商品を充実させることによって、3000万は超えられると考えています。

その他、経営にまつわる話としては、、、
・ナラディーア

ナラディーア来場者数

目にはあまり見えないのですが、2023年の業績を押し上げた大きな要因の一つはナラディーアの存在です。事業の中身としては、アメージング社と項目ごとに分けて管理していますが、グラウンド代がかからない、自由に利用でき、自由に水が撒ける、食事がとれる、物がおけるなど、非常に大きな存在感となっています。また、稼働率(10月までのデータですが)非常に高く、少年サッカーをやっている横でトップチームが練習しているなんてこともよくあり、クラブの存在を知ってもらうことにも大きく貢献してくれました。

・ファンコミュニティ

ファンコミュニティー会員数

ファンコミュニティは、まだまだ試行錯誤段階ですが、プランにメリハリをつけることで入りやすくなったのかなと思います。ただ、アンバサダーについてはイベント回数などをコミットしたり、満足いただくにはもう少し工夫が必要だと思っています。

・39市町村プロジェクト

ホームホームタウン活動

奈良クラブでは、現在39市町村プロジェクトを進め、各市町村と連携協定を広げています。これまでは、奈良県、奈良市、橿原市、田原本町、三郷町下北山村と結んでいたのですが、今年は広陵町、大和郡山市、天理市、山添村、野迫川村、御所市と包括連携協定を結び、来季もすでにいくつかの市町村と進める話が進行しています。奈良クラブは、どの市町村にも自ら出向いて、地域おこしの一役を担い、人間関係を作りながら、お互いに応援していき、共に成長していくことが奈良クラブが進むべき方向だと思っています。

本日は2023年の話でしたが、年が明けたら、2024年をどういう年にしたいかという方向性を示せればと思います!それでは、皆さま、よいお年を!
大晦日にはリリースはありません!


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