愛犬らしい生き方と、ちょっとだけ後悔 ※追記あり
愛犬ぷるが亡くなって3ヶ月。生前お世話になった方々への挨拶はまだ完全には終わっていません。話しているうちに涙ぐむ方もいて、自分たちも現実に引き戻されるのが辛いからです。
昨日は、約16年間お世話になった「O動物病院」へようやく報告と挨拶に行けました。そして、ちょっとだけ後悔しました。
アレルギー体質だった愛犬
「O動物病院」は、ぷるが2ヶ月の頃から通った病院。4年前まで住んでいた市にある病院で、当時の家から徒歩で行ける距離です。
愛犬ぷるはアレルギー体質で、そもそも家に迎える前は毛があちこち抜けていて、ひどいものでした。うちの子になって治療を開始しようと思った矢先、毛がふさふさに!
以来、毛が抜けることはありませんでしたが、飼い主として気を使ったのは毎年のワクチンでした。1歳のとき、混合ワクチンの後で初めて顔が腫れてしまい、ブルテリアのようになってしまいました。
何がアレルギー反応をするのか調べ、8種ではなく5種に落として打ったこともありました。それでもポツンと頭に腫れが出て痒がり、がっかりしたものです。遅い時間に症状が出て、深夜診療の救急動物病院に駆け込んだこともあります。
アレルギーが出ないよう、対処してくださったのが昨日ご挨拶した獣医師です。ぷるさんが5〜6歳のときだったでしょうか。飼い主としては本当に安心できたことで、そのことも感謝しました。
そして、心臓について先生なりの見解と丁寧な説明もいただき、改めて良い病院だと感じたのです。
飼い主としての後悔
「O動物病院」がお正月休み中に心臓発作を起こした愛犬ぷる。やむなく近所の「I 動物病院」へ。初めて行く病院です。
「O動物病院」の院長先生には、近所の「I 動物病院」で心臓の服薬を始めたことはすぐ報告していました。それ以外のお薬は変わらず「O動物病院」でいただいていましたが、ずっと途絶えていたので「もしや」とは思っていたそうです。
昨日お話をしていて
(やはり、こっちに連れてきてあげればよかったな)
と初めて後悔しました。
最後に処置してもらった「I 動物病院」に問題があるということではありません。心臓マッサージも手際が良いものでしたし、おかげで発作を起こしても当日亡くなることは避けられました。
院長先生のときもそうでしたが、昨日の先生も
「すぐ診てもらえる病院があって、本当によかったです^^」
としか言わず、愛犬の命や飼い主の気持ちを第一に考える発言しかしません。長年の付き合いがあってこそ、でしょうが、実は「I 動物病院」はやや違っていたからです。
なんというか、
「これもうちでできますよ」
「うちは安いですよ」
といった発言に私は引っかかっていました。
処置は本当に助かりました。でも、新規の顧客を取り込みたいという思いが見えてしまって、私はそういう些細なことが気になってしまうんです。
応急処置だけ「I 動物病院」でしてもらい、年始の診療が開始したら「O動物病院」へ連れていく予定でした。でも、距離があるために夫が不安になったのが連れて行かなかった理由です。
私も当時、納得はしましたが、
(ぷるは、どこか不安を感じていなかったろうか?)
(「O動物病院」ではなかったことに、ぷるは納得していたのかな?)
と今更ながら心配になりました。
「O動物病院」を信頼していた愛犬
先ほど書いたように、ワクチンで深夜に腫れてしまい救急病院へ連れていったことがあります。
ところが、翌日、行きつけのペットサロンでスタッフの皆さんと話していたとき、その救急病院はヤブ医者という噂があるという話題に。驚いたのは、その後の愛犬の行動でした。
ペットサロンを出ると散歩ルートを変え、まっすぐ「O動物病院」へ走って行ったのです!そして、たまたま駐車場にいた院長先生のもとへ。院長の顔を見上げる愛犬ぷる。
そこで、私たちは救急病院のことを院長に話し、
「もしかしたら話を聞いて不安になったのかもしれません」
「まっすぐ走ってきたんですよ」
と説明。すると、院長先生は笑って
「大丈夫だよ^^ちゃんと治ってるからね」
そう愛犬に言って撫でてくれました。
愛犬も安心したようで、その後は落ち着いて家まで散歩できました。愛犬は「O動物病院」を信頼していたのです。
昨日改めて良い病院だったと痛感し、ちょっとだけ後悔がよぎりましたが、写真を見ながらの先生からの温かい言葉に助けられもしました。
「16歳は長生きです。最後までいつも通りに暮らせて幸せだったと思いますよ」
「きっと、楽しかったんでしょうね」
そう。ぷるは自由に生きてきたワンコ。可愛がってくださった方も多いし、ぷるらしく楽しく生きたと思います。それは後悔はありません。
ぷるが新しい体をもらって帰ってきたら、距離はあるけどやっぱり「O動物病院」へ行くことにします。
だから、安心して帰ってきなさい、ぷる。
※2024年4月19日追記
昼食を終えてのんびりしていると、突然宅配が。荷物が届く予定はないので不思議に思っていると、O動物病院からで、ぷるちゃんへのお花でした。もう、ありがたすぎます。
ぷる、きっとにやけているでしょうね^^
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