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これからのフリーランスについて考える

小池光徳です。2023年10月からはじまるインボイス制度などもきっかけですが、フリーランスの働き方に変化が生じる機会になると思っています。

個人的には、リモートワークの認知・発展に伴いフリーランスの働き方や仕事については促進されたのではないかな。と思いGoogle Birdに聞いてみました。

Google Birdが教えてくれたフリーランスの推移

このデータから2022年フリーランスで活動した人は1450万人
(日本の総人口の約10%)
日本の生産人口は6,723万人のため、フリーランス人口は、生産人口の約22%にあたります。

Google Birdのコメント
日本のフリーランス人口は、生産人口の約22%を占めるまでに増加しています。これは、働き方の多様化や、デジタル化の進展などによるものと考えられており、今後もフリーランス人口は増加していくと予想されます。

とのコメント

しかし気になるのは、今年度からはじまる「インボイス制度」の影響からどのように変化していくのか個人的にはとても興味深いところです。

「インボイス制度」は移行期間が6年ほどあることから、少しずつその様子が見えてくることだと思っています。

課税事業者、免税事業者のどちらを選択するかでかわる。という話もありますが、違った視点から、今後の展開を考察してみました。

考察の結論、今後のフリーランスにとって特に重要な要素は

1、「BtoBビジネスとBtoCビジネスを組み合わせたビジネスモデルにする」
2、「売上総利益率を高める商品・サービス開発を行う」
です。

1)「BtoBビジネス」(企業と企業との間で取引されるビジネスの形態)
 BtoBビジネスの特徴はフリーランス(個人事業主)と企業間での取引きになるので、まとまった契約(契約金額・契約期間)があることが特徴です。
 一度、契約が成立すればある程度の期間、まとまった売り上げや利益を確保しながら活動ができることになります。
 その代わり、契約先が望む成果を出してあげないと次回以降の契約は難しくなります。
 また、プロジェクトとしての契約になるケースもありますよね。
BtoBビジネスの場合、「成果を出せる技術」を身につける必要があります。

2)「BtoCビジネス」(企業と個人消費者との間で取引されるビジネスの形態)
 フリーランスで仕事をしている場合、様々な形で仕事を受注したり、販売したりしていると思います。
 BtoCビジネスは「企業と個人顧客」との間で成立するビジネスモデルになります。従って、重要なのは企業(個人事業主を含む)の認知とファンづくりです。
 個人的にインボイス制度がはじまることにより、このBtoCビジネスをいかに創っていけるか。が重要になってくると考えています。

「BtoBビジネスとBtoCビジネスを組み合わせる」

この2つを組み合わせるビジネスモデルを上手に構築し、運営することが出来れば「インボイス制度」へのリスクヘッジになると考えます。


2、「売上総利益率を高める商品・サービス開発を行う」

インボイス制度に限らず重要なことは、売上総利益をしっかりと確保することです。「売上」ばかり追っていても、その原価率が高ければ売上総利益(粗利)が少なくなり、運転資金や資金繰り、次への投資などが難しくなります。

今、行っているビジネスで原価率が高い場合や粗利が出にくいケースになっている場合は、見直しが必要になると同時に、ある程度、売上総利益が確保できる商品・サービス開発が必要になることでしょう。


今回のまとめ
これからのフリーランスは、好きなだけでは難しい時代に突入すると考えています。「誰に」「何を」「どのように」「いくらで」(利益を含む)
をしっかりと考えながら、自分の事業が回転するだけでなく、発展できるように進めていくことが大切であると思います。

特にBtoBビジネスのだけに頼っている場合、課税事業者の登録をすれば先方との契約はスムーズに行えるを考えられます。しかし、消費税の納税義務が発生するため、年間1000万円以下の売上の場合でも、消費税を納税する必要があります。

特に年間の売り上げが300万円程度の場合や原価率が高く売上総利益が十分に確保できていない場合は、資金繰りが難しくなります。

それらを回避するために、ビジネスモデルの見直しを行い、免税事業者、課税事業者のどちらでも対応できる準備が必要になると思います。

これを機に皆さんのビジネスモデルを確認する機会にして頂けたら幸いです。



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