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変わりゆくチームの生態系

スタートアップに入り丸3年が過ぎました。
時間が過ぎるのが速いです。
データサイエンティストで入社したのですが、プロジェクトマネージャー、エンジニアリングマネージャー、VPoE、HRBP、そして今はDupty GMと組織に関わる範囲もエンジニアだけでなく、ほぼすべての職種の人達とからむようになりました。(どんだけタイトル変わんねん。)

スタートアップに入ったタイミングがコロナまっさかりの頃で、採用も競争が激しく、エンタープライズの事業会社の時と比べると一緒に働く人たちに抱く常識もだいぶ変わりました。

スタートアップは、有名企業のようにホイホイよい人が採用できるわけではないので、いろんな人達の力をお借りして組織をエンパワーしています。もちろん採用は採用でがんばってます。

まず、インターンというか学生アルバイトの方ですが、そもそもそういうカテゴリの人達がエンタープライズ企業の時にはいませんでした。業務の線引きは当然しているものの、知識ベースや呑み込みの速さなどの点でかなり優秀です。
GoogleでもStudent Researcherと呼ばれる方達が業界誌で、成果を報告したりしてますが、日進月歩の機械学習の分野では、特定分野に詳しい学生さんがいて、専門家のように頼りになるときもあります。

あとは、プロ人材と呼ばれる業務委託される方の中でも特に専門性やスキルの高い方達ですね。マーケティング、セールス、開発、プロジェクトマネジメント、法務、知財、さまざまな分野で独立遊軍のように組織に加わり活躍します。キングダムとかのイメージだと楊端和のような感じで『同盟』という関係と言った方がしっくりきます。

アルムナイの方で一度退社されてる方達もお仕事を手伝ってくれたりします。つかず離れずという感じでしょうか。この辺も昔の私の感覚にはなかった関わり合いの持ち方でした。

オフショアもいろいろ試して、正式に依頼してない会社も含めると、ベトナム、フィリピン、インド、ネパール、ポーランドなどなどいろんな国の会社と話しましたし、実際いくつかプロジェクトもやりました。
それぞれ特徴があり、やっぱりローコンテキストなコミュニケーションを心がけないと、事故るのは共通点です。
ベトナムには実際に行きましたが、若さが国をドライブしてるのをひしひしと感じました。

大手の業務委託紹介サービスも試しましたが、リピートで同じ人に依頼しにくいのが難点で、人気ある人には行列できたり、登録してる人はたくさんいるのですが、ちょっと使いづらいなというのが正直な感想です。

お互いの強みを持ち寄ってアライアンスするパートナーさん達もおり、関係性を強化したり見直したりしながらビジネスを作っていきます。

プロダクトの発展にともないProduct Opsの形も変わっていくので、コンウェイの法則に則り組織構造も変えていきました。たぶんこれからも変えていくと思います。

たった3年ですが、チーム組成のやり方についてはだいぶ学ぶことができました。
事業成長に先立って、成長を支える組織の構築方法は今後も模索していきたいと思います。


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