見出し画像

少しくらい悪い人で大丈夫。

私は幼いころから、人に迷惑をかけてはいけない、と厳しく育てられました。
ちゃんと真面目に生きることこそが正義。
そう教わって生きてきました。

私が少し嘘をついたり、ズルをすれば、
目ざとく注意され、
「あんたは悪知恵ばかり働く、ずるい人間だ」
と親から何度も注意されました。

だから、いつも
「こうあらねば」
「こうあるべき」
という思考に囚われて、人にも自分にもとても厳しかったです。

でも、世の中、
そんなそんな思考で生きていても苦しくなるばかりです。

ちゃんとしなきゃ。
真面目にしなきゃ。

いつもいつもそんなだと、自分も苦しいし、嫌なことばかり続くし、
周りも融通が利かない面倒な奴だとなって
人付き合いも全然上手くいきませんでした。

更には、あの人にやらせればいいよ。
気付かないでしょ。
文句言わないでしょ。
なんて、真面目なことを利用しようとする人まで現れるのです。

そして、いい人でいたい私は、それを受け入れてしまうのです。

ことわざの凄さ

ことわざに「正直者は馬鹿をみる」ってことわざがありますが、
これって真実だな~と歳を重ねるごとに感じます。

ことわざってすごいですよね。
ことわざって世の中の真実を言葉にして表現している。
それがすごく的確で。
今更ながら改めてもう一度勉強してみたいなと思ったりします。

もしかすると、私の沢山の悩みにつての答えがあったりするのかな。
なんて思ったりもします。

何か質問されて、正直に答えて、相手に同じ質問を繰り返すと答えない。
なんてことよくあることだと思います。
それ以外にも、自分は真面目にせっせとやっていたことも、実はそんなこと全然やらなくても大丈夫だった。みたいな。

もちろん、真面目にすることはすごく良いことで、大切なことだと思います。
けれど、いい人すぎるのも良くないと私は思うのです。

人に利用されることもすごく増えます。
自分がそれでいい。
気にしてない。
人の役に立てているのだと納得できているのであれば、正直にまっすぐに生きていいと思います。

でも、真面目過ぎて、辛いなという人はきっとすごくいい人で、
相手を思いやる優しい人なのだと思います。

けれど、そんな人を目ざとく見つけて、利用しようとする人間もいるのです。

自分の人生の主役は自分です。
自分を守るためにも。
「少しくらい悪い人でも大丈夫なのです」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?