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色彩検定UC級 試験対策まとめ帳

【はじめに】

■このは色彩検定UC級の試験対策用のまとめ帳です。
■色彩検定UC級の公式テキストと併せてご利用ください。
■内容は公式テキストをシンプルにまとめて、覚帳化させたものです。

最低限・最速で学習したい方向けです。
■太字は重要事項です。(私は緑マーカー &赤フィルムで覚えました)

■公式テキストの画像は著作権の関係で掲載していません。(参考にしてほしい場合はページを指定しています)
■色彩の基礎知識がある作者が実際に合格のために作成・活用したものです。合格を保証するものではなく、個人的な作成物であることをご理解ください。

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作者自身はこのまとめを覚えて、ほぼ満点(自己採点で1問ミス)でした!間違ってしまったところも、このまとめ帳に記載があった部分なのでご安心くださいね。(2019年冬期受験)

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【色彩検定UC級の合格体験記】試験内容、合格のコツなどお話します!

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【テキストの傾向・特徴】

まだ新設の検定のせいか、テキスト内に同じような内容の繰り返しが見られます。このまとめ帳ではできるだけ重複は省いています。

また、同様の内容を違う言葉で言い換え表現している点も多いです。
その点については、試験本番で困らぬように、なるべくテキスト表記に沿って記載しています。

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【試験の傾向・特徴】

テキストの流れに合わせたマークシート問題が9割です。
そのため、このまとめ帳もテキスト順に構成されています。
マークシート部分は、太字部分を暗記すればクリアできます!

最後の大問は記述式で、実際に色覚異常がある方でも見やすい配色を作る(既存のみにくいデザインを修正する)問題があります。

最後の大問に関しては暗記だけでは対応が難しいので、さまざまな色の見え方や、対応する配色方法を理解しておきましょう!

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【1章 色のユニバーサルデザインの考え方】

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1-1.対象物や状況をわかりやすく伝える色の種類

■色の基本的な働き→「わかりやすく認識させる

<わかりやすく認識させるために気をつけること3つ>
目立たせる、読みやすくする
種類の違いをわかりやすくする
状態や意味を伝える


1-2.色を使ってもわかりやすくならないこともある

実際に色を使ってもわかりやすくならない場面とは?
以下の具体例を頭に入れておきましょう!

<色覚異常者とっては…>
・黒板に赤のチョークが見にくい
・マーカーのピンクと水色が見にくい
・充電ランプの橙→緑の変化に気づけなかった
・肉の生焼けがわからない
<高齢者にとっては…>
・黒と紺の靴下が同じに見える
・白地に黄色文字が見えない


1-3.色によるわかりやすい設計を行うために

色を用いたわかりやすい設計を行うための大まかな流れを理解しておきましょう。

<わかりやすい設計を行う流れ>

(1)色の働きを理解する
▼色の2大働き
・わかりやすくする(機能的役割
・印象を生み出す(感情的役割

(2)色覚特性の多様性と特徴を理解する
(3)多くの人にわかりやすい色彩設計法を学ぶ&活用する
(4)当事者に意見聞く


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【2章 色が見える仕組み】

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色は一体どのようにして見えているのだろうか?
色が見えるのに必須なのは「光」「物体」「目」の3つ。

この章では特に、「光」の仕組みと「目」の仕組みの両方から学んでいきます!

2-1.色と光の関係

■光とは?
光は電磁波の一種。
目見える領域の波長は「780~380nm」で、この波長内の光を「可視光(可視光線)」という。

虹色の赤側が長波長紫側が短波長
赤より長い波長を赤外線、紫より短い波長を紫外線という。


2-2.色を見る仕組み

光が目に入ってからの流れを説明します。

(1)受光
(2)反対色への分類
(3)色の分析
(4)色の統合

(1)受光(テキストp17の「眼の構造」図参照)

■目に入った光のルート
角膜→前房→虹彩(瞳孔)→水晶体→硝子体→網膜

<網膜の中の視細胞について>
・網膜の中に視細胞(錐体・杆体)がある。
錐体3種類あり、色覚を司る。
(L錐体→長波長、M錐体→中波長、S錐体→短波長)
杆体明暗を司る。

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