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思い出の中の桜

先日、京都の産寧坂にある桜の木が倒れたとのニュースを見た。
色々な人がその桜の写真を撮っていて、わたしもいつか撮りたいなと思っていた場所だっただけに、とても残念で悲しい気持ちでいっぱいだった。

そうして、ふと思い立って昔の京都の写真を見返していたら、件の桜の写真、撮っていた。

2008年4月5日撮影
FUJIFILM FinePix F50fdというコンデジで撮っていたもの。有効画素数1200万画素なので、今のスマホと同じくらいのはずだけど、多分スマホの方が綺麗に撮れると思われる
ピントが合ってなさすぎて面白い

多分、何気なく撮っていた写真だったから覚えていなかったのだと思う。
それにしても、桜の時期だから当時も人が多かったとはいえ、いまよりもずっと空いていたのだな、と写真を見返して思ってしまった。

このとき、さすがに宿は取れなくて日帰りで強行した。
母を連れて二人で巡っていたが、普段インドアな母をろくに食事を取らずに歩かせたら怒られた。この日巡ったのは、清水寺、平安神宮、龍安寺、哲学の道あたりだったはず。天気にも恵まれ、桜は満開で景色がとても綺麗だったことはいまでも覚えている。特に平安神宮は、あれ以来桜の時期に行けていない。

写真は粗く、ピントも対して合っていなかったりするけど、少し当時の桜を振り返り。

当時、これでも人が多いなと思っていた記憶がある
平安神宮、見事だった
写真がもっと見事だったらよかったのに(笑)

どうして、その景色がいつまでもあると思ってしまうのだろう、と考えたりもする。鎌倉の鶴岡八幡宮の大銀杏が倒れたときも同じことを考えた。
いままで、シンボルのようにそこに当たり前にあった風景がなくなるのは寂しい。もう一度、いまのカメラで撮ってみたかった。

時々、撮った写真を見返すといまと変わっていないところや、新しい発見があったりして面白い。今度、他の場所でもやってみよう。

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