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たびごころ。 〈松島〉遊覧船編

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旅行にも気軽に行けなくなってしまった昨今。
そんな中でも出張はある。もう大分時間が経ってしまったが、出張の予定が入った前日は1日空いていることが分かり、少し早めに行って散歩をすることにした。
仙台は仕事で割とよく行くものの、通常は時間がなくてとんぼ返り。楽しみといえば駅の近くで牛タンを食べるくらいか。そもそも丸一日が空くこと自体が珍しい。

そんなわけで立ち寄ったのが松島。
仙台からは電車で40分ほどなので、さほど遠いわけでもない。
松島を選んだ理由は、久しぶりだったからというだけ。以前訪れたとき、わたしはまだ学生で震災が来るずっと前のことだ。それ以降、旅行で訪れることがなかったから行くこともなく、かなりの年数が経っている。

天気が良くない予報だったのにもかかわらず、当日は快晴。
よく雨に当たるわたしにしては非常に珍しく、雨の気配は皆無だった。
着いたときにはお昼よりも少し前の時間だったから、とりあえずは腹ごしらえをしに周りを散策。以前来た記憶は正直ほぼない。遊覧船に乗ったことしか覚えていないから、懐かしいと感じるよりも初めて来た場所に感動する感覚だった。

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どうしようかなと迷いつつも、東京と変わらないほど暑くてバテそうだったので目についたお店へ。
穴子の竜田揚げという、初めて見る食べ物を注文してみる。穴子が分厚くて、まるでお肉を食べているかのような食感。身もぷりぷりして歯応えもあり、とてもおいしかったが、お腹いっぱいになる。本当は岩牡蠣も食べたかったけど、満腹すぎて無理。

周りは家族連れやらカップルばかりで、ひとりで来ている人は少ない。
まあ、観光地だからそんなものだろう。お店にひとりで入ること自体はべつに躊躇いも気遅れもないけれど、旅行に行くなら楽しさを分かちあいたいとは思う。今回は仕事がメインだが。

さて、食べたあとは遊覧船に乗ろうと駅のそばにあったチケット売り場へ。
じっと時間を見ていると売り場の人が出てきてくれてちょっとお話し。
昔来たことがあるんですよーなんて話していたら、震災前とは雰囲気が変わったでしょーと言われてしまい、まさか覚えていないとはいえず。でも、海がすぐそこだからきっと3.11のときは本当に大変だっただろうと思う。
少ししんみりしながらも遊覧船のチケットを無事に手に入れ、船着場へと移動。

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日傘を持ってきていて本当によかった。
暑いなんてもんじゃない。
東北だし少し涼しいんじゃないかと思っていた。

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綺麗に晴れている。日差しを遮るものは何もない。

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そんなに遠いわけではないのだけど、日差しが強すぎて堪える。
この先が船着場となる。

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人出は思ったよりも多かったけど、時期的に仕方がなかったかもしれない。

何はともあれ、特に問題もなくスムーズに出発。
ちなみにわたしが乗ったのは、松島湾一周「仁王丸コース」というもので、所要時間は50分ほど。

さてスタート。
似たような写真が続くので、飽きた人はここでUターンを。

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遊覧船ではずっと解説アナウンスが流れていて、右手側に○○が見えます、こういう歴史がありますという豆知識を聞ける。多分、だれかと一緒に行っていたらちゃんと聞いていなかった気がする。こういうのを聞くのも楽しい。
ただまぁ、いかんせん記憶力は良くないのですでに覚えていない。

仕事のついでだったから持っていくのを迷ったカメラ。
迷った末に一応持っていったが、さすがにレンズを複数持っていくわけにはいかず、広角レンズのみ。結果的にはよかったかもしれない。時々他のレンズでも撮りたくなったけど、そこはスマホで我慢。

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遊覧船の中はガラガラ。
風を感じたいなら断然外をオススメする。

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コーンがかぶせてある棒をよく見かけた。
多分、なにかの目印なのだろう。

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案外スピードは速い。
昔来たときにも乗ったはずだけど、やっぱり覚えていない。ただ、席に座ってはいなかったことはなんとなく覚えている。

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島の名前、分からず。
この仁王丸では37の島を巡るので、全部は撮りきれない。

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鐘島(かねじま)。
有名な島のひとつだそうだ。穴が開いていて、向こう側の景色が見える。

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スマホでズームするとこんな感じになる。
昔では考えられなかったほど画像綺麗。ここまで撮れたらたしかにコンデジはいらないだろうなとは思ってしまう。

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小藻根島。
どこの島のことだったか忘れてしまったけど、震災で形が変わったところもあるそうだ。あと、この島があったおかげで、堤防の役割を果たしてくれたとも言っていた。あの震災は、本当に凄まじいものだったんだなと改めて思う。

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仁王島。
撮ってる時は気づかなかったが、トリミングしたときに島に鳥が止まっていることを発見した。ここでは仁王丸がゆっくり進んでくれる。

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ちっさいけれど、鳥の姿が分かるだろうか。

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水島、かな?
ちなみに、波は結構荒い気がする。

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陰田島。
これは他の島よりも木や緑が少なめ。この辺がだいたい折り返し地点で、ここからぐるっと回り込んで、また松島へ戻っていく。

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はて、ここはなんの島だろうか。
遊覧船はかなりのスピードだから風は涼しい。涼しいが、日差しが強くて日向は暑い。水分補給をしながら、なるべく日陰で撮影。多分、マスクをしているからさらに暑く感じるのだと思う。外しはしないけど。

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石浜水道と呼ばれる付近のはず。

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この辺は民家も見えてくる。海に囲まれた生活はしたことないから想像がつかないけど、どんなものなんだろう。

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養殖場と言っていた気がする。
牡蠣だったかな?

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ヨットでスイスイ。

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ここらへんはもう松島へ帰ってくる寸前。

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行く時から見えていた福浦橋。
あの赤い橋はなにかな〜と思っていたら解説してくれた。少し遠そうだけど、歩けそうだったので降りたら行ってみることに。その様子はまた今度。

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遠い。
実際に目で見た感じはもう少し近く見えるのだけど、広角レンズだとこうなる。

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さて、戻ってまいりました。
あっという間の50分。でも楽しかった。

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戻ってからこれを撮るという。
この時点でペットボトルの水がなくなり、軽く死にそうになる。ご覧の通り日陰はほぼないので、持てるなら2本くらい鞄に入れとくと安心できると思う…。

これに書かれているように、五大堂という場所がすぐそこにあるようなので、歩いてみることに。どうやらその先にさっき見えていた福浦橋があるようだ。
長くなってしまったので、それはまた次回に。


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