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無印良品の収納ボックスとカフカ全集、その他のものの話

 カフカ全集を買った話を先日チラッとつぶやいたが、そのカフカ全集について、ものすごく話したいことがあったのである。

 ぼくが買ったそのカフカ全集だが、紙の輸送箱に入っているセットで、気をつけないとすぐ箱が傷んでしまいそうだった。というか、すでに経年並みにけっこう傷みかけていた。
 タイトル画像に使っているのがそれだ。

 どうしようかと思ったその目にとまったのが、これ。

 無印良品のポリプロピレンの収納ボックスなのだけど、サイズ感が、なんというか、こう、とてもしっくりくる感じで。

 それで、まあ試しと、この中にカフカ全集をあてがってみた。
 すると、もう待ってましたと言わんばかりに、これよこれ、これを待っていたんだよと言わんばかりに。するするスッポーンと。文字ではなかなか伝えきれないんだけど、予想をはるかに上回る、驚くほどの気持のいいしっくり感で。

 え?
 なに? 1センチの隙間もないほどのこのぴったり感。
 気持いい!

 裏から見てもこのとおり。

 いやもう、カフカ全集のためにあつらえたとしか思えないほどに「ぴったり」で、見ていると変な笑いが出てくる。奇跡だ。

 カフカ全集だけではなく、このボックス、なかなか使えるやつで、レーモン・クノー・コレクション(全13巻)なども、みごとにぴったり収まる。

 ミラン・クンデラなんかも。(やや強引)。

 もういろいろなものを入れたくなってくる。
 もちろんなにもかもぴったりなわけではなくて、1冊だけ入らない悔しいものをあったりはしますけれど。

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