見出し画像

外国のトランプ【シェフィールド留学記(6)】

シェフィールドには、中国人が多い。中華料理屋や中国食材店は至るところにあるし、街を歩いている中国人の数も多い。やはり日本・中国・韓国人の顔は似ているのだろうか、私も既に3回ほど中国人に中国語で話しかけられた。
その中の1人と親しくなった。彼は交換留学生ではなくシェフィールド大学に入学した留学生で、同じ学部で同じ授業を取っているので、色々聞けてとても助かる。私に話しかけてくる中国人の中には、私が中国人ではないと知った途端に去ってしまう人が多い中、彼は気にせず一緒にいてくれた。高考(ガオカオ。中国版センター試験)が噂通り壮絶であることや、こちらでの授業を乗り越えるコツなど色々お話しできた。

中華料理屋でbeef wrapをご馳走になった

その後はフラットメイトとその友達とSheffield History Walkに参加した。そしたらなんとその中に、噂に聞いていた日本人がいた。久しぶりに話す母国語。英語と比べてはるかに円滑に意思疎通が可能。感動。秋田県にある国際教養大学からの交換留学生で、他にももう1人同じ大学から来ているらしい。同じ大学の人がいるの、きっと心強いだろうな…。
さてHistory Walkですが、てっきり学生企画だと思っていたが、歴史学の先生が引率してくれた。毎週木曜の16~17時に開催されていて(来週だけはストライキがあるのでお休みらしい)、毎回違うコースを選んでくれるらしい。参加者が40人を超えるのはかなり珍しいらしく、終始テンション高めで面白かった。参加してたインド人と友達になれたし、行ってよかった!

授業と同様、みんな真剣に耳を傾けます
ほぼ全員留学生
pictures from @sheffglobal Instagram

夜はフラットメイトとPresident(私たちの知る大富豪とほぼ同じ)をプレイした。日本でも地域によってローカルルールが存在するように、国が違えばもちろんルールも変わってきます。まずはカナダルールでプレイしたんだけど、場に出ているカードと同じ番号を出すと場をburn(流す)ことができて、"2"は1枚で通常のカード2枚分の強さを持ってる。例えば、2枚の"J"に対して、1枚の"2"で対抗することができて、それに勝てるのはJokerだけ。
次にフランスルールでやったけど、これは更に少し異なるルールだった 。"9"が立て続けに場に出たら、次の人も"9"を出さなければいけない。一人でもパスすれば、次の人からはまた普通に"9"縛りはなく、普通に"9"かそれより強いカードを出すことができる。そして、"2"に関しては日本と同じで、あくまで1枚分の強さにしかならないので、その点ではカナダルールよりは親しみやすい。いやあ、混乱してみんな「ちょっと待って」って言ってルールを確認しながらにはなったけど、楽しかったなあ。
あとは、デンマークの「21」というゲームもやった。ルールはシンプルで、カードは強い順に並べると"A, K, Q, …, 2"で、ラウンド毎に1人1枚、場にあるカード以上の強さのカードを出す(最初の人は何を出してもいいけど、強さが中くらいの7~10を出すのが定石)。場のカードより強いのがない人は、一番弱いカードを出さなければならない。それを手札が残り一枚になるまで続け、最後の手札を見せ合い、一番強いカードを持っている人が負け、そのカードの数字の大きさだけポイントをもらう。そのポイントの合計が21に先に届いた人が負け。つまり、winnerではなくloserを決めるゲーム。あまり考える必要がないシンプルなゲームなので、テンポ良くみんなで楽しめた。
まあ、文字を追ってもよくわからないと思うので、私の友達でこれを見てくれている人は、ぜひ帰国したら一緒にやりましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?