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シェフィールドという街【シェフィールド留学記(9)】

この街特有なのか英国全体なのかはわからないけど、シェフィールドという街について、とりあえず印象に残ったことを記します。
ちなみに、私は文章を書く際は「イギリス」ではなく「英国」を使うように心がけています。多分だいじろーさんのYouTubeの動画で見たときの情報なんだけど、イギリスという言葉はEnglandに由来し、私たちのイメージする、4つの地域の連合王国”イギリス ”とは似て非なるものであるからです。英語で話すときもUKって言うようにしているし、他の人もUKって言っていることが多いです。

  • 信号
    信号が特殊。日本では(ロンドンでもそうだった)信号機は道路を挟んで反対側に”ぶら下がっている”と思いますが、こちらではそれがなく、ボタンの上に表示があるだけ。最初は信号ないんだと思って車の切れ目を狙って急いで渡ってました。
    あ、ちなみにこれはシェフィールドというよりは英国全体だと思うんだけど、みんな普通に信号無視する。留学記(2)でも少し触れたけど、どんなに交通量の多い道路でも、車さえ来ていなければ子どもの前でも平気で渡る。かなりのスピードでかっ飛ばしている車が多いから、正直かなり危ない。これについては後で詳しく説明します。

英国の信号はおそらく全て押ボタン式

  • MT車が非常に多い。半数以上。日本で馴染みのある車も結構走っているけど、それらもほとんどMT(日産ノートとか、マツダとか)。何かの記事で読んだんだけど、おそらく経済的に少し余裕のある人はATを買うっぽい。プリウスやリーフを始めとするハイブリット・EV車、ポルシェ、Range Rover、BMW、メルセデスなどの高級車はほぼAT。
    次の項目とも関連するんだけど、シェフィールドはかなり坂の多い街で、駐車も普通にキツキツの縦列駐車ばかりなので、その環境下でMTを乗りこなしているのは免許取り立ての大学生からするとすごいとしか言えない。

  • 運転マナー
    非常に悪い。特に下り坂を横断するときは要注意。上品そうなおばさまも物凄い速度と音でかっ飛ばしてくる。基本的にヤツらが止まるときは他の車との衝突を防ぐためであって、歩行者を轢かないようにするためでは決してない。道を譲ることも当然ほとんどない。大学構内の狭い道でも容赦無くぶっ飛ばす。
    日本にいた頃に”卍ドライバー”とか”DQN”と呼んで忌避していたようなドライバーの寄せ集め。
    でも中国人の友達曰く、中国より全然マシなんだそう。上には上がいる。


  • 上で少し触れたように、とにかく坂が多い。大学までの道、徒歩約7分ですが、着く頃には息が上がってる。雨の日なんかは、地面がタイルなのもあって、滑りそうで本当に怖い。自転車持って来なくて良かった。

濡れてると滑るんだよ、畜生!
  • 自転車
    ロンドンに比べて自転車が圧倒的に少ない。ロンドンではあまりの自転車の多さに驚き、これがヨーロッパかと、自転車好きとしてはとても感心させられましたが、シェフィールドは坂が多いし、街自体が狭いため必要性があまりないからか、自転車を見る機会はほぼありません。うちの寮にもせっかく屋内の駐輪場があるのに、1,2台しか止まってない…。

  • 路面電車
    他の英国の街と比べても特徴的なのは、スーパートラム(路面電車)だと思う。少し中心部から離れたショッピングモールに行きたいときとか、雨が降ったときとか、便利。驚きなのは、車が普通に線路の上を走っていることと、踏切がないこと。写真がないんですけど、歩行者が歩く部分には、"LOOK RIGHT, LOOK LEFT"と書かれているだけ。自分の命は自分で守れみたいなメッセージ感じる。

大学の近く
  • ファストフード
    これはシェフィールド特有と言うよりは英国全体だと思うんだけど、マクドナルドやKFCでのオーダー方法が、なんか違う。カウンターで店員が対応するのではなく、タッチパネルが入口付近にあって、それで入力するだけ。これ人件費削減になるしコロナ予防の観点でもかなり良い。私は好き。
    あ、あとストローは紙。

タッチパネルの衛星問題は懸念点
プラスチックの方が確かに飲みやすいけど、特に問題はない
  • 虹めっちゃ見れる
    冬のシーズンだけだと思うけど、天気が本当に不安定で、降ったり晴れたりの繰り返しなので、虹はめちゃ頻繁に見られます。英国に来て2週間ちょっとで既に5回は見た。

でも何度見ても綺麗

  • 学生か30〜50代が多い印象。老人や子どもはほとんど見ない。なんでかはまだよくわからない。今度調べます。ごめんなさい。
    でも、学生が中心となって回っている街と言っても過言ではないので、治安は良いし、学生に優しいし、あと留学生も非常に多いため外国人にも寛容。特に中国人が多くて、至る所に中国の食材店やレストランが散見される。私もよく中国人に同胞だと思われて「謝謝」って言われます。

他にも挙げたらキリがないので、とりあえずここまで。さすがに日本とは違うことばかり。驚きつつも他文化を知ることは非常に刺激的。同時に改めて日本の良さに気がつきます。

※冒頭の写真はSheffield Cathedral

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