![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97569532/rectangle_large_type_2_8bb27ba8a84c5271a0fa3ad59a4724c7.png?width=800)
Photo by
nyakopan
デヤンスデヤンスデヤンス 第12話(読了3分)
あらすじ
もったいない病と診断された俺は、ダンスを習うことで病気が改善に向かっていた。仕事も夫婦関係もすべてはうまくいっている。俺はいつもの日常を取り戻そうとしていた。
デヤンスデヤンスデヤンス 第12話
「良かった。それだけが心配だからさ、私はうれしいよ」
美耶はそう言って涙ぐんだ。
俺は死んだわけではない。誰かが死んだわけでも。人が死ぬととてつもなく悲しい。俺も当然、人が死ぬのは悲しいと思う。でも、とてつもなく悲しいことより、死んでもないのに涙がこぼれてくる、そんな姿がキュンとさせる。切ないってこういうことを言うのだろうか。どん底の悲しみより、こういう切なさが心を揺さぶる。
ここから先は
1,470字
¥ 1,000
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?