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【詩】 いつも白

いつも白

1.
抜けるように澄んだ青い空に 風が白い雲を運んでいる 
雲を抜けていく光の中に君を見送った

優雅に飛んでいる飛行機はとてもゆっくりで 時間がすぎる
のも早いのか遅いのかわからなくなるね

今度がいつなのか教えてくれよ空 ぎゅっと胸が締め付けられる
痛みはいつまでも今日の記憶のまま

笑った時 歩いた道 そんなときは輝いていて
誰かがいなくなって 体中に広がっているのは
いつも いつも白

壊れた夢 離れた時間 雲がいつも教えてくれる
見慣れた空 広がる青が切り取られる空間は
いつも いつも白

2.
カレンダーを見て会えない日々を数えていく やっと見つけた
空に浮かぶ雲を数えているよう

変わらない笑顔 スマホの中で笑っているそれだけが
明日へつなぐ いつかの時にむかって

僕たちが生きてきた時間をもう一度取り戻そうとして
光り輝いていた時間を見つめていたけど

広げた腕 飛び込んだ君 帰らない夏
力を抜いたら 広がるかも 心に描かれた思い出は
いつも いつも白

あれからの時 広がる世界を見て 色々な色 
思い切って塗ってみたけど 心のキャンパスは
いつも いつも白

今度がいつなのか教えてくれよ空 ぎゅっと胸が締め付けられる
痛みはいつまでも今日の記憶のまま

笑った時 歩いた道 そんなときは輝いていて
誰かがいなくなって 体中に広がっているのは
いつも いつも白

壊れた夢 離れた時間 雲がいつも教えてくれる
見慣れた空 広がる青が切り取られる空間は
いつも いつも白


笑った時 歩いた道 そんなときは輝いていて
誰かがいなくなって 体中に広がっているのは
いつも いつも白

壊れた夢 離れた時間 雲がいつも教えてくれる
見慣れた空 広がる青が切り取られる空間は
いつも いつも白

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