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【三井先生の言葉】自律神経の源に温熱

今回も、三井とめ子先生が残した言葉をピックアップし、その言葉についての解説を行います。

過去の言葉はこちらからご覧いただけます。

自律神経

三井先生は自律神経についてこのように語っていました。

自律神経がアンバランスになると、からだのどこかに組織の不活発なところが生じ、貧血になり十分に栄養の届かないところが生じ、血液が鬱滞し、体液のpHが狂ってしまう。

難病に克つ 温熱治療、奇跡の実録と証言 山梨ふるさと文庫 三井と女子著

身体の中の環境がもしこんな状態であれば、遅かれ早かれ不調が訪れ、これを下手な方法でごまかし続ければやがて本当の病を抱えることになっても不思議ではありません。

一刻も早く、交感神経と副交感神経のバランスを整えることです。

そしてそのためには、ぬるいよりも熱い熱刺激が必要になります。

熱刺激で交感神経を揺さぶる

温熱器で流しながらポイントを探り出します。ポイントは、

  • 複雑な筋肉のこりを感じ取るところ

  • 血液やリンパ液の循環が悪いところ

  • 自律神経を介して軽度の疲労や重度の不調を示す内臓とつながるところ

となります。

このようなポイントは見事に熱く感じています。

心地よく流しながらポイントで、熱刺激を与えることを繰り返すうちに、筋肉のこりが取れ、血液循環は改善し、弱りきった胃腸などに熱を与えます。

三井先生はガンや難病を抱える人達に積極的に温熱を行っていて、著書においてこのような文を残されています。

人間の活力は熱であるから充熱してやればいい。
42度~45度位の熱を与えると生命力も雨後の植物のごとく、たちまちパワーがみなぎり、顔の表情といい、別人のようになってくるから不思議である。
(中略)
熱を入れると組織のまわりの血液が動き出し、貧血をみたし、鬱血を去り、組織活動が盛んになってくるので、凝り固まった組織がたちまち活動を復活する。

難病に克つ 温熱治療、奇跡の実録と証言 山梨ふるさと文庫 三井と女子

温熱療法師から温熱療法を受ける方には、施療中に感じる熱さの必要性をなるべく理解してほしいです。

温熱療法を受けて短い時間に最大限の恩恵を受けるためには、三井先生の理論に裏付けされた温熱である必要があります。

そして、実際に熱刺激を受ける本人が熱いと感じる感覚の中にこそ、本当の効果を実感するための真実があるということを知っていただきたいのです。

最後に

最後までお読み下さりありがとうございました。

次回の更新は8月1日(木)になります。

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