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【三井先生の言葉】悪いところはなぜ熱い?

これまでこのnoteで三井温熱治療器で身体の悪いところを温めると何故、その部分が熱く感じるのかを説明してきました。

今回はそのおさらいと、三井とめ子先生の残した言葉と一緒に紹介します。

アチチ反応

三井式温熱治療器を使って身体を温めていると突然、アチチ!と熱く感じることがあります。

これを三井とめ子先生は、アチチ反応と呼んでいました。この反応が出る場所は、血液の循環が滞っていることが多いです。

例えば、筋肉疲労によって乳酸などの老廃物が溜まったり、病気と闘って生じた細胞の破壊物などが毛細血管に詰まったりすると、血液の流れが悪くなります。

アチチ反応は交感神経を刺激し、血管を拡張させて筋肉をほぐします。

温熱療法師の温熱ケアを受けると、思わず「アチチ!」と声が出るほど熱く感じることもありますが、筋肉がほぐれて血行が良くなると徐々にその熱さは感じなくなります。

三井先生が語る

生前、三井先生はアチチ反応について著書でこのように語っていました。

体内の病変は必ず体表にあらわれるので、皮膚の上から反応点を探し、そこに熱を入れるのである。
<中略>
細胞をとってみなくても、器械を使わなくても、身体の深部でも、頭の中でも、体表からピタリと探ることができる。

温熱器を正しく使えば、不調を感じる部位を的確に探知する優れたツールになります。

使用中は気持ちいいと感じる熱アチチ!と感じる熱の2つを使って身体の不調を探します。

不調な部位は特にアチチと感じやすくなります。逆に不調がないところは、気持ちよく感じます。

レントゲンやMRIは探知するだけですが、この小さな温熱器は、探知するだけでなく、探知した箇所に熱刺激をすることが出来ます。このような作用を体性―自律神経反射、または皮膚内臓反射といいます。

皮膚に刺激を加えると、その情報が内臓を支配する自律神経の活動を調節します。

東洋医学においても、皮膚と内臓は密接な関係があり、皮膚に現れる症状が内臓の病気を示すことがあるとされています。

三井式温熱治療器は反応点を見つけるのと同時に、その部位に的確に刺激を送る。

まさに診断即治療を行い、自身の身体が本来持っている自然治癒力を引き出します。

三井温熱治療器とアチチ反応を活用することで、自身の身体が本来持っている自然治癒力を引き出し、健康な身体作りの助けになるでしょう。

これからも正しい方法でケアを続け、健康維持に努めましょう。

最後に

最後までお読み下さりありがとうございました。

次回の更新は7月4日(木)になります。

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