見出し画像

地域に大学がある。地域にとっての大学生

こんにちは!
光秀マインド足立聖忠です!

福知山には4年制大学があります。京都北部で唯一の大学であり、数年前に私立から公立化した大学としても全国で数件の前例の中の一つです。私自身は私立の開学から5期生でこの大学にいました。当時1学年120名ほどだったと記憶しています。当時の学生の雰囲気は、野球やスポーツ推薦に力が入っており、勉強しに来ている!という学生はごく僅かでした。それでも数か国語しゃべれる留学生や、開学直後はやる気に満ちた先輩が多く、活気のある時に私は入学したと思います。その後定員割れからの学校名称の変更や学部の変更など様々な変化があるものの最後の方は1学年50名ほどだったように思います。

その後、私立から公立化へという話が出た時に賛否があったようです。
公立化するという事は、福知山市の税金が投入され、市民にある一定の負担があるということになります。
税金が投入されるという事は、市民の生活が豊かになるようなことにつながる必要があります。
そして公立化後、定員割れは一度もなく、結構な倍率の大学になりました。この要因は地方大学の在り方や、福知山に大学を維持するべく活躍された様々な方の努力が大きいと思います。

そんな現在の大学生は、私が在学していた時より地域へ出ていくことが本当に多くなったと感じます。それが授業の一環だったり、ゼミのプロジェクトだったり、サークルや部活動の一環として学生が地域に様々な形で出ています。
例えば
・新町商店街のワンダーマーケットの運営に携わったり
・地域のイベントに(お祭りなど)参画したり
・コロナ禍では飲食店応援のためにテイクアウト配達サービスを始めたり
・選挙に関する活動
・地域の子どもたちの学外学習やコミュニティの場を創ったり
・ラジオ番組を運営して情報発信を学生目線で頑張ったり
・マインクラフトで福知山城を仮想空間で創ったり


現在800名の大学生が在学する中、800種類のプロジェクトがあるといっても過言ではないほど日々新しいことが生まれ続けています。
この前インスタグラムでつながった大学生の活動では、大学生をスポットの仕事で使いませんかというプロジェクトでした。内容的には草刈りや買い物、片付など年配の方が一人では大変なことを大学生が時給でやりますというものでした。若いエネルギーがまさに地域の小さな困りごとに直結する凄い活動だと思った半面。福知山市民は大学生とどうかかわるかをしっかり考えるべきだと感じました。

大学生は学費を払って、生活費を払って福知山で生活をします。昼間は学業に励み、アルバイトをし、休みの日は地域活動を行っています。社会人より忙しいくらいです。
大学生の若い力をただのボランティアとして考えている声を最近よく聞きます。

地域活動を通じて広い世代の人とつながり、地域のことに深く入り、学び、新しい活動や学習に繋がればいいですが、ただの雑用や人員としか見られなければ大学生は疲弊しますし、まわりまわって大学生の若い力は福知山から失われていくかもしれません。

今エネルギー溢れる大学生が福知山のまちで、学びたい!つながりたり!成功体験をしたい!と様々な思いで活動をしています。関わる人は是非大学生にとても貴重な時間を有意義にできる責任をもって関わってもらいたいともいます。地域にとっても学生にとってもWINWINな関係が地域をより良くしていくと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?