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JCの議案を行政や企業に見せながら構築する

こんにちは!
光秀マインド足立聖忠です!

先日2024年度のJCI日本副会頭が京都ブロックへ公式訪問がありました。とても話しやすく、JCを楽しんでおられることが伝わる機会でした。その公式訪問の際に日本の委員長予定者の方が来られており、懇親会の席でご一緒したのがお隣まち丹波青年会議所から日本の委員長で出向される方でした。本年度は理事長をされており、組織運営やJCのシステムの活かし方についてとても面白い話と意見交換ができたのでその時のことを記事にしたいと思います。

今年丹波JCさんでは理事会上程の条件に、行政の関係部署に議案を持って行き、背景と目的、手法のプレゼンをして、意見をもらってから理事会上程をするというルールを決めたそうです。
これはかなり斬新で面白い取り組みです。

青年会議所の理事会は、組織として(理事長名や団体名)文章や対外に何か出す前に理事会の承認を必要とします。それは理事のチェックや意見をしっかりと反映させたものを組織として出すという意味合いです。こちらも良くわかります。しかし事業構築をする際に3カ月間にわたり議案を作成し、JC内で意見をもらいブラッシュアップしていくのですがこれが背景や地域課題がすごく絵空事になっていることが多くあります。
背景をネットで調べたり、良くある定型文を使う事で理事が納得し、会議が進みます。逆に尖ったものを持って行くと突っ込みが満載入り、結局委員長は心が折れて無難な議案が出来上がります。あるJCの理事長と理事会の議案について話をしたことがあります。そのJCでは理事長経験者が4名も理事会にいて、議案を通すためには角の無いまるまるい議案が出来上がるそうです。そんな言葉遊びから生まれた議案の背景は、地域の色や背景の根拠は乏しく、きれいな言葉が並ぶものになります。

そこを課題と考えた丹波JCの理事長は協議段階から、むしろ協議に上げる前から行政や関係者に議案をもって行かせて、説明し、その背景や目的のずれや、地域で求められていることのずれを直に感じるという機会を生み出しています。
更に、行ったと嘘をついて上程する人もいるそうですが、背景や目的の書き方や制度、場手の説明に雲泥の差があるそうです。

また他にもメリットがるそうで、背景、目的、手法というJCの議案の特徴をおかずに地域の様々な方と地域課題を語る機会になる&JCの事業本体(手法)だけでなく、そこにいたる目的や背景の部分に一般の人や行政の関係者が触れることでJCが何をやっている団体かを示すことになるそうです。

これは本当に面白い取り組みだと感じました。
次年度理事長をされる方。是非参考にしてみて下さい。また委員長になられる方。参考にしてみて下さい。

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