年収が半減した親をささえるにはどうしたら良いのだろうか

年収が半減したと、母親から話があった。
これから治療のためにさらにお金が必要になるというのに、会社はそんなこと気にも留めなかった。
そんなもんだと分かっていても、やはりもどかしい。

私はあまりにも財政が厳しいときは副業もした。
当時の彼に貢ぐために副業をしていたようなもので、本当にどれだけ吸い取られたのか分からない。
そんなことを言っても仕方ない。
その時、片手間での副業はお金にならないことを学んだ。
そりゃそうだ。
スキルもない、時間もない、家族の賛同も得られていない、使える時間も少ない。
月に2万稼げば御の字だった。(でもその2万にめちゃめちゃ助けられた)

その点母は時間はある。
だからといってフルタイムで働けとはもう言えない年齢であることは間違いない。
投資は余剰資金でやるものだから、年収が下がる今するべき手ではない。
では、母にできるような仕事はなんだろうか。

定年が伸びて、たしかに働く時間は増えたかもしれない。
けれど、働きたい人が働けない現実はどうやら変わらないようだし、低賃金で労働力が買い叩かれている現実も変わらない。
ランサーズやクラウドワークスも、メルカリと同じように、稼げば稼ぐだけ手数料は引かれるし、パソナのような派遣業と結局の仕組みは変わらない。
働いても給料は変わらないのに、働かないと食べていけないなんて、なんて現実にしてくれたの?

好きなことで稼げる人がいるのは、その下には安く買い叩かれた労働者がいるからなのに、ネットにあるのは「好きなことで稼げる人」の話だけ。
好きなことして稼ぎたくありませんか?好きなことをして稼いでる私が言うんだからあなただってできますよ!
そんな詐欺みたいな話ある?

仕事をする人は3つに分けられると思っていて
・0を1にする人
・1を100にする人
・100を守る人
好きなことをして稼げる人は「0を1にする人」
苦労も多いだろうけれど、次元が違うなぁと思う天才肌の人が多い印象がある。(努力できるのって天才だと思うの)
私は100を守るタイプ
でもこの100を守るタイプは軽視されがちで、守る大変さを理解してもらえることは少ない。
成長に合わせて常に100を維持するのって大変なんですよ、なんて優しい話が通じるわけもなく。

働いていて、世知辛い世界だな、生き辛いな、と思ってしまう。
納めた年金は返ってこないし、税金はなにに使われているのか分からないのに持っていかれるし。
あっちに支払い、こっちに毟り取られ。
でも「働け」「子ども産め」「消費しろ」なんて難しい話だよ。
働いてほしいなら、子ども産んでほしいなら、消費してほしいなら、きっと違うお金の使い方があるんだと思うんだよ。
企業の懐に貯めるくらいならさ。
もっとお金が回る仕組みを作らないと、本当に疲れた人間ばかりできてしまうよ。

なんて愚痴を言ったところで始まらないのは百も承知なので、都知事選は白票でもいいから投票に行きます。
アラサーのせめてもの悪足掻きです。

本当に、副業はどうしたものか。
私も始めて仕送りしたほうが良いのだろうか。
今は老後2000万のために積立てしているけれど、一旦解約して、今まで投資してもらった分を少しでも返したほうが良いのだろうか。
迷惑もかけたし、孫の顔は見せてあげられなさそうだし、結婚も少し先になりそうだし。

またお金に困るなんて考えてもみなかったな。
とはいえ少額の貯金はあるから、もし本当に立ち行かなくなったらきちんと親を支えてあげよう。
今の私にはそれしかできないから。



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