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伝統の講座 老子 その根源を深める②

7月10日から再び老子を学ぶことにしました。
それは、自分が新しいステージに行くと決めたから。

2018年に老子を学んだ時も、想定外の部署へ異動しわからないことがたくさんある中で決断していくことや、たくさんの人に関わる中で大きな責任を背負って、自分が自分でなくなりそうになったり、自己嫌悪になったりして、今まで感じたことのないステージに来てしまった、と呆然としていた時だった。
目の前に起こることに対しての焦りや動揺という感情が先立ち、落ち着いて考えることができない状況の中で、次から次へとスピードを持って決断していく時、どうしても、自分一人では限界だ、と感じた。
組織の構造改革の真っ只中だったから、機密事項が多くて誰にも相談することが出来なかった。
そんな時、老子は私を助けてくれた。

「帰根」根っこ、根源は何か?本質は何か?を見ること
客観的に見ることや大局観を教えてくれた
そして、圧倒的に大きな存在である田口先生やともに学ぶ方達はみなさんどこかの会社の経営者の方だったり、卒業された方だったりと人生の先輩ばかりだった。会社の中での私の責任なんて、私の器が小さいから溢れているだけで、そういう環境の中にいる時は、なんでもない自分でいられた。
それがありがたかった。

また、再び6年の時を経て老子を学ぶことができるありがたさ
「老子は鏡である」と先生は言う
読み返すたびに自分が経験を重ねたり成長していると、そこに感じられることの深さが変わってくる。老子を何度も読むと自分がわかる

8月21日のノート
問い 常に無欲を持って妙を見る、のところ 徼と妙についてをもっと詳しく知りたい
欲がないと死に近づく
人間は欲がないと生きられない 中国古典では欲を是認している

妙とは、神殿に行って手を合わせているような状態
徼とはカオスの状態
両方に精通していないと危うい
汚いこと、欲に塗れると言う状態もよく理解していないといけない
欲を抑えるのは、理性
理性は、精神、意識、霊魂
精神と意識は古典を読む
霊魂は美しいものに触れる

理性を持っているから欲望をコントロールできる

①一人を慎む 慎独
②腰を立てる 立腰
③克己
これを15日間続けてみると、人が気づくぐらい変化する

安民第三
賢(けん)を尚(たっと)ばざれば、民をして争わざらしむ。
得難(えがた)きの貨を貴(たっと)ばざれば、
民をして盗(とう)をなさざらしむ。
欲(ほっ)する可(ところ)を見(しめ)さざれば、
民の心をして乱(みだ)れざらしむ。
ここをもって聖人の治は、その心を虚(むな)しくし、
その腹を実(み)たし、その志を弱くし、その骨を強くす。
常に民をして無知無欲ならしめ、
夫(か)の知者をして敢(あ)えてなさざらしむ。
無為をなせば、則(すなわ)ち治(おさ)まらざる無し。


人生の本質とは何か?
誰よりも賢くなければならない、実力以上の望みを稼ぐと言うのは本質か?
人間が暮らしていく絶対的な条件ではないのではないか?
見栄や外聞など外してみる
余計な思惑など持たず、よく吟味してみる
虚心坦懐
肉体を持っている人たちに対して、ある程度の欲を満たすことが出来ないと言うのはどうなのか?立派な道路を作ったとて、その脇に住むものたちが
飢えていたとしたら何のための政治なのか
外面重視ではなく、内面重視して一日1日を重ねていくこと

これこそが自分である、と言うものを持って
本質をもっと強化して
生きる意味、人生を確率する期間があっていいのではないか
自分の生き方がふさわしいかどうか考えてくれ

自分で決めること
自分の本道を磨くこと
より良い人生を送りたい、と言うことにストレートに答えてくれるのが老子

今の時代の弱点を貫いている

あなたの本質はどこにあるのか?






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