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へなちょこサイクリング(三重県)

noteでは、ずっと昔にやった南北アメリカ自転車縦断の話をまとめている途中なのですが、、、。

冬~春と全く運動もせず、完全に体がなまってしまっていました。
5月の最後の日曜は快晴の予報だったので(そして本当に快晴でした!)、日帰りで三重県にちょびっとサイクリングをしに行ったので、その記録を残しておきます。

1、プランニング

私は岐阜県岐阜市に住んでいるのですが、今回は日帰りなので、JR東海が週末に販売している「青空フリーパス」で行ける範囲のところに行こうと考えました。

この「青空フリーパス」というのはかなり優れもので、週末しか使えないものの、2,620円で名古屋駅を中心に東西南北かなりの範囲をカバーしてくれています。

しかし、広範囲であるがゆえに、どこに行くかが全然決まらない(笑)。

私の愛読書である「ツーリングマップル」とにらめっこしながら、ぎりぎりまで浜名湖にしようか、木曽の方を走ってみようか、はたまた飯田線沿いか、、、と迷っていたのですが、、、。

1つ大事なことを思い出しました。(と言うほど大事でもないけど。)

実は、東海地方では有名なブロンコビリーという名前のステーキチェーンの割引券700円分持っていたのですが、その有効期限が今月末だったのですね。

たかが700円。でも使わないのはなんか勿体ない。そしてこのままだと使わないで終わる。

、、、それでは、サイクリングをした後でブロンコビリーに行ってサラダバーで野菜を食いまくれば、めちゃくちゃ健康的!、と考えて、サイクリングの後でブロンコビリーに寄ることができるルートを考えることにしました。(ブロンコビリーはサラダバーのクオリティーが高いのです。別にブロンコビリーのまわし者ではないので念のため。)

ブロンコビリーのサイトで店舗検索をした結果、三重県の松坂駅の近くにあることが分かりました。

そこで松坂駅をゴールにまず設定し、ではスタートは、、、と考えて、JR東海屈指のローカル線である名松線の終着駅、伊勢奥津駅にしました。

伊勢奥津駅は実は今回2回目の訪問で、去年の夏にも伊勢奥津駅から多気駅まで走ってすごく良かった印象があるのですが、今回は違うルートを走りたいと考え、以下のルートとなりました:

ルート

合計キロ数は今この記事を書いているときに初めて確認したのですが、たったの43キロ、、、。

まあ、老人になりかけている自分にとって、そしてシーズン初めとしては、ちょうど良い距離でした(笑)。

2、出発

朝は6時10分に起床。6時20分には出発しました。私は完全に夜型人間なので睡眠時間はたったの3時間(笑)。眠い、、、。

名古屋駅からは7時43分発の「快速みえ」に乗ったのですが、ここで事件が。入線する列車を撮影しようとしていたおっさんが駅員の制止を振り切り、挙句の果てには注意した駅員に蹴りを入れるという暴挙。警察の出動となりました。

ある意味、インパクトという点ではこの出来事がこの日一番でした(笑)。

人間って年を取るとカッとしやすくなるんですよね。自分も気をつけなければ。

この日は鈴鹿サーキットでイベントがあったらしく、2両編成の列車はかなりの混雑でした。(というか、大都会のはずの名古屋始発の列車が2両編成???)

2両編成でもビックリしましたが、松坂始発の名松線の列車は1両・・・。もはや「列」車ですらない(笑)。

でも名松線は本当にのどかな感じがして、川沿いの景色も楽しめて良かったです。(これぞローカル線。)

日曜日だからか、途中駅から家族連れが乗ってきたりして、1両の割にはそこそこ乗客もいました。終点の伊勢奥津に着いたときはざっと20名くらいは乗っていたようです。

終点の伊勢奥津駅には11時2分に着きました。山間ののどかな無人駅で雰囲気もすごく良いところです。(見出し画像が伊勢奥津駅のホームからの写真です。ちなみにホームの端に移っている緑色の袋の中に私の自転車が入っています。)

伊勢奥津駅で自転車を組み立て(所要時間3分)、いよいよサイクリングですが、、、。

いや暑い。まだ5月なのに、なんでこんなに暑いの?

トイレの洗面所で水を頭にぶっかけて、ずぶ濡れになってからスタートしました(笑)。

3、いよいよサイクリング

伊勢奥津を出て国道368号線を東に向かいます。まずは銅坂トンネルまで上り坂。

あまりの暑さにしょっぱなからバテますが、それでも名松線が標高265mまで登ってくれているので、坂自体は実はそこまで大したことはないです。

トンネル入り口から、登って来た道を振り返る:

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トンネルに入ると、涼しくて気持ちいい!これならずっとトンネルでもいいかも、、、ってさすがにそれはないけれど。でもこの日はそれくらい暑かった。

トンネルを抜けると下り坂。これがサイクリングの醍醐味です。

国道368号線は前回走っているのですが、左折して県道30号線を北に向かいます。ここから先は全て初めて通る道。

すぐに、北畠神社に到着しました:

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神社は織田信長に滅ぼされた北畠氏の館跡に建っているそうで、昔の石垣が発掘されているそうです。本堂に飾られている天狗のお面がカッコイイ。

県道30号線は途中でいつの間にか43号線に変わるのですが、そこからが今回のハイライトでした。川沿いをずっと下って行くのですが、水はきれいで魚が泳いでいるのが見えるし、周りの山の緑もきれいだし、車は全然通らないし、そして何より、どこまでもゆるい下り坂。

ちなみに、下り坂って急過ぎるとブレーキ制御が大変で逆に疲れるので、ゆるい下りが走っていて一番楽しいですよね。

こんなところや:

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こんなところを走って楽しくないはずがない:

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43号線はその後小さな集落をいくつか抜け、川から離れて上り坂になります。

、、、でも、すぐにトンネルが出てきます:

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トンネルの右の道を行けば峠越えが出来るのですが、年老いた私は迷うことなくトンネルへ(笑)。

また、「涼し~い!」を体験できました。

トンネルを出て、国道をちょっと外れたところに「矢頭の大杉」がありました:

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周囲約10m、高さ約40mの大杉ですが、高さだけならこれよりも更に高そうな木がすぐ近くにありました。

樹齢約1,000年。ということは生まれたのは鎌倉時代、、、。

ここからは道幅の狭い急な下り坂。今日は下りが多い:

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この坂道までは涼しかったのですが、その後は暑い中、波瀬というかなり大きな集落を通り抜け、県道580号線へ。

松坂市内に入ってからは、特にどうということもない平凡な道を市街に向けて走り、ブロンコビリーに着いたのは2時半くらいだったか。

松坂市街の温度掲示板は32度と表示がありました、、、。

ちょこちょこ寄り道しながらトータルで3時間くらいのサイクリングでした。

4、おまけ

ブロンコビリーの客層は基本ファミリーなので(私も普段はファミリーで行きます)、おっさんソロ(しかも汗だく)は場違いも甚だしい。きっと店員さんは「何だこいつ」と思ったと思います(笑)。

しかし、せっかく松坂に行ったのに、食事が松坂牛でなくブロンコビリーというのはやっぱり悲しい、、、(笑)。まあ、次回こそは、、、ですね。

お腹がはち切れそうになるまで食べて(←それじゃあ、運動した意味ないだろ)、その後は松坂駅から岐阜に戻りました。

ちなみにJRの運賃を調べてみたところ、岐阜~伊勢奥津が3160円、松坂~岐阜が2210円らしいので、やっぱり青空フリーパスの2620円はだいぶお得ですね。

今回はかなり楽なコースでしたが(それでも疲れたけど)、これから夏に向けて少しずつ負荷をかけていきたいです。



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