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18, 1億or2億、達成後の出口戦略!(NASDAQ100インデックス長期積立投資の場合)

ifree NEXT nasdaq 100  (ナスダック100指数)
に、毎月¥4万ずつ、コツコツ積立投資をしていくと、計算上では、約26年程で、2億に到達します。あくまで、計算上なので、数年早くなったり遅くなったりするかもしれません。運用利率を16%ととして計算していますが、これが、多少なりともズレると数年単位でズレてきます。また、暴落のタイミングや度合いによっても、前後しますので、本当に大体の気休め程度の目安として捉えていた方がいいかもしれません。

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まず、1億2,000万程に到達した時点で、大暴落などに備えて、ナスダックよりも安全な資産に移行しておきたいと思う方は、大暴落が来る前に、全利確し、現金化しましょう。20%の税金が持っていかれるので、¥120,000,000 は、¥24,000,000程税金徴収され、¥96,000,000 の現金化になります。

もうこの時、60歳も過ぎていれば、現金のまま、持っていても大丈夫だろうと思うかもしれませんが、無くなる時は、みるみるうちに無くなっていく事を、覚えて置かなければなりません。

計算上、約1億の現金化をしたとします。

投資信託の記事で、紹介もしましたが、一番分散の効いている投資信託は、全世界株式VTです。

なので、1億丸々、この❶全世界株式に投入したとします。すると、運用利回りを考慮して取り崩せる率は、年2〜3%程度と考えてくださって結構です。すると、このVTの毎年の不労所得は、¥200〜300万になります。余程の暴落が来ない限り、毎年、¥200万ずつ、部分利確しながら、生活費に当てて行っても、このVTの資産は減るどころか増えていきます。

❷全米株式 約4,000社を網羅した、楽天VTI  に、丸々1億、投入したとします。すると、年運用利回りは、低く見積もっても、税引き後でも5,6%は保てます。なので、株式界隈で有名な4%ルールが通用します。つまり、1億の4% , 毎年¥400万、部分利確しながら、生活費に当てていっても、このVTI は、目減りするどころか、増えていきます。

と、この2つのインデックスまでは、丸々1億を入れても、十分分散が効いているので、手堅いでしょう。全世界は、世界恐慌のような恐ろしい事が起きない限り、値崩れする事は考えにくい。

また、全米VTI は、アメリカが、衰退していかない限り、値崩れする事はありません。

アメリカは、世界の全株式市場の半分近い時価総額を有しています。全世界株式は、アメリカ全米株式と言っても大げさではないくらいかなと思われます。

勿論保証は出来ませんが、アメリカが衰退する時は、日本はそれどころじゃありません、沈没全壊する恐ろしい事態になり、世界が混乱の渦に巻き込まれていくでしょう。

そして、次に考えられるのが、S&P500指数のインデックスです。これも、アメリカに余程の事が無い限り、4%ルールが、悠に通じていくファンドです。

ナスダックをそのまま、持っているのは、どうですか?となりそうですが、ナスダックはテクノロジー銘柄に割と集中しているので、大金を維持していくには、不向きと言わざるを得ないでしょう。

ですが、暴落が来ても、数千万単位の損失は大丈夫だ!という方は、そのまま、持ち続けていたら、なんだかんだ、増えていくでしょう。ただ、この1日の値動きに、初級者の方は、まず、言葉を詰まらせるでしょう。
 ちょっとの調整程度で、前日比、1日で何十何百万のマイナスになる時もあるかもしれません。
 先の見えない暴落なんて来たら、みるみるうちに、数千万単位で、溶けていくことだけは伝えておかなければなりません。

そして、そしたら、いろいろと分散して持つのはどうだろう?

❸ 全世界株式VT に¥3,000万 
 楽天VTI に ¥2,000万
 債券などに、¥3,000万
 GOLD に¥1,000万
 現金をそのまま ¥1,000万で保有。

こうすると、債券は、比較的株式と相関関係にあるので、株価が上がった時は、債権が下がり、株価が下がった時は、債券が上がるので、守りの資産として取り入れるのは定石です。また、GOLDは、多少の上げ下げはありますが、最大のメリットは、価値が変わらないという最大防御の資産です。界隈では、何かのための時に、資産の1割は、GOLDで持って置くのがいいとされています。

たとえば、日本の借金が、2,000兆円も超えて、日本円が紙屑になるような、ハイパーインフレーションが起きた時に、上にある資産は、凍結して置かなければならなくなります。それでも、上の資産は米ドル米株に比例しているので、日本が沈没しても、数年待てば落ち着いてきて、上の米ドル資産は、恐らく復活してくるでしょう。最悪米ドルも大幅下落していても、日本円よりは、財産になります。また、GOLDは、円もドル、両方壊れても、絶対とは言えませんが、財産の最後の砦となるに違いありません。これは書いているだけでも、恐ろしい事態ではありますが。そして、現金¥1,000万のゆくえは、あまり、想像がつきません。

よって、❸のポートフォリオは、株価が大暴落しても、ハイパーインフレーションが起きたとしても、最低限の価値が手元に残るようにしている型になります。が、守りは固くても、不労所得は、あまり期待出来ません。

だから、億を達成した時のポートフォリオは、まだまだ、いろいろ考えられます。

でも、❹に、ナスダック資産が、2億の資産に成長した場合は、大分、話しが変わってきます。

たとえば、NASDAQ100インデックス資産を、¥5,000万程残し、¥1億5千万を部分利確します。

すると、たとえば、

全世界株式VT に¥4,000万
全米VTI に¥2,000万
債券に¥4,000万
GOLDに¥2,000万 
現金¥2,000万 にしても、

NASDAQは、大体¥5,000万程、残せます。

すると、ナスダックは、やや攻めの資産なので、¥5,000万だけでも、4%ルールが通用します。つまり、ナスダック¥5,000万の場合は、8%毎年(5,000×8%=¥400万) 部分利確していっても、理論上は、ナスダック資産は、増えていく計算になります。

❹の2億のポートフォリオは、攻守、ほぼスキがありません。

比較的安心して、世界情勢を見ていけると思います。

これは、最悪の最悪の事態を想定しているので、正直、丸々1億の利確をした時に、全て、楽天VTI に入れて、4%ルールで、毎年¥400万現金化していっても、VTI は、増えていく算段です。

流石に、出口戦略は、答えがありません。守ろうと思えば、いくらでも守りのポートフォリオを考えられます。

また、超富裕層にとって、仮想通貨は、金儲けの手段ではなく、上のような世界恐慌が来た時を想定して、念の為に、資産の一部を入れています。ほんとの超富裕層にとって、資産の一部とは、、、想像にお任せします。

だから、コロナショックの時は、世界の資産が、右往左往しているのが、素人ながらわかりました。コロナショックは、割とすぐV字回復していきましたが、全世界の政府が動いた事が大きいのは言うまでもありません。その時の渦中にいた投資家達にとって、インパクトはあまりにも大きく、サーキットブレーカーもたしか何度か発動しました。

この暴落の渦中は、明日どうなるかわからない不安で、ニュースが溢れかえります。毎日の時事ニュースを見ていたら、あっ、世界恐慌になるかもな、とさえ、覚悟していました。それくらい、コロナという事態が、あまり、先例がない出来事でした。先の見えない不安が、世界を騒がせ過ぎました。だから、世界中の政府が危機感を感じ、共同声明を出し、共同でばら撒き対策を取り、急回復しました。当時は、あの超前向きなトランプも、V字回復は難しくU字回復になってしまうかもしれないと弱音を吐きながらも、発生源とされる中国を名指しで、バンバン批判していました。
バイデンは、最初こそ厳しかったですが、今や、中国と融和?!政策になりつつある。独裁政権は倒れてほしい。中国が民主主義に完全になってほしい。

話しが取り止めもなくなってきましたので、出口戦略の話しはここまでにしたいと思います。

出口戦略は、いろんな良書やブログ、経験から得た知識、など、いろいろな事を考慮して、この記事が、あなたに合った納得のいくポートフォリオを組める参考、手助けの一助となれば、幸い何よりと思っています。

ちなみに、日本の年金を運用している、世界最大の運用機関GPIF の運用ポートフォリオは、国内株式25%国内債権25%海外株式25%海外債権25%の綺麗な4分割になっています。2000年過ぎ辺りからの運用で、今、100兆円の含み益が出ています。

こんだけ、含み益出てんのに、なんで、年金支給額減るかね!?

最後に、投資は、くれぐれも自己責任でお願い申し上げます。

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