オランダのラグビー場でのカルチャーショック
私の夫はラガーマンで、長年ラグビーをプレイしている。
いろんな国でラグビーしているが、私から見てオランダは特に独特のノリがあると常々思っている。
私はよく夫のラグビーの試合を見に行くが、その度にカルチャーショックを受けている。
何がカルチャーショックだったのか。
ほぼ白人しかいない
夫はこれまでオランダで二つのラグビーチームに所属したことがあるが、プレイヤーの8割は白人だ。
そして観客もほぼ白人である。
以前住んでいた国は様々な人種の人がプレイしていたがオランダは試合で相手チームを見ても白人がマジョリティだ。
現在夫が所属しているチームのある市は、とても多国籍にも関わらず、ラグビーのチームにいるのはほぼ白人だ。
これがベースなので、白人独特のノリ?みたいなのがあり、それが後述するカルチャーショックに繋がっている。
得点した人やMOMは全裸になる
これはチームにもよるのだが、得点したとき、初めて得点したとき、試合で最も素晴らしいプレイをした人など、目立った人が全裸になるのである。
観客には私のような女もいるが、躊躇なく全裸になるし、全裸のままビールを飲んだりフィールドを走ったりする。
なぜそんなことができるのか?と日本人の私は思うが、ラグビーのプレイヤーたちはそれで盛り上がっているので、彼らにとってそんなにおかしなことではないのだろう。
オランダには全裸になれるビーチもあるくらいだし、日本に比べたら遥かに全裸のハードルが低いから当然なのかもしれない。
女性も躊躇なくビキニ姿(Tバック)になる
ラグビーは男性だけではなく女性のリーグもあり、男性顔負けの体当たり勝負が楽しめる。
プレイヤーはもちろん女性も白人が多く、美しい女性もいる。
特別な試合に勝った際、女性プレイヤーの半数が試合後に脱ぎ始め、ビキニ姿になった。中にはスポーツ下着の人もいた。
上だけでなく下も脱ぎ、Tバックなのでお尻が見えている。
そして音楽に合わせて踊りまくる。
そこにはたくさんの男性がいるが、誰も気に留めていなかった。(見ないようにしていた?)
誰もいやらしい目で見ないからなのか、堂々と露出し、セクシーなダンスを披露できるのかもしれない。
ちなみになぜか男性もビキニパンツでウロウロしている人が多数いた。
土足で机の上に立ちスピーチ
ラグビーの試合後はスピーチの時間や、いいプレイをした人がビールを一気飲みをするのだが、それは決まっていつも机の上で行われる。
まず、司会?の人が机の上に土足で立って進行しており、呼ばれた人が机の上に土足で登ってくる。
もちろんテーブルなので、そこで飲食をする人もいるのだが、誰しもが土足で机の上に登れることに日本人の私は驚きを隠せない。
試合にはシャツとネクタイをして行く
ラグビーは紳士のスポーツと言われているが、オランダのラグビーでは各チームのシャツやネクタイがあり、みんなそれを着てラグビー場に来る。
そして更衣室でユニフォームに着替える。
家からユニフォームを着ていけばええやろ、、、と思うが、わざわざみんなシャツにネクタイをしてビシッときめてくる。
天気がいい時はサングラスもかける。
スポーツをしに行くのに正装するなんて、サッカー日本代表の海外遠征のようだ、と私には不思議でならない。
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