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おじいちゃんが孫に教える世界一たのしい経済の教科書1
ぼくの名前は領太。小学3年生。
名付け親は、大学で先生をしていたおじいちゃんらしいけど、ぼくはこの名前が好きじゃない。
だって、お母さんがぼくの名前を説明する時、いつだって「領収書の領です」って言うから。
なんだか、お金に関わる名前って恥ずかしい。
ちなみに、名付け親のおじいちゃんは、ぼくが幼い頃に死んでしまったらしいから、顔も声も覚えてない。けど、その頃の新聞におじいちゃんの写真が載っているのを見たことがある。
難しい漢字ばっかりで、何が書いてあるのかわからなかったけど。いったいどんなおじいちゃんだったのかな。もっとたくさんお話ししたかったな。
そんなふうに思っていたある日、突然現れたんだ。
死んだおじいちゃんが、ぼくの目の前に姿を現したんだ。
次回、序章 ぼくと経済「おじいちゃん、現る」へ続く
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