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介護とお金、これからときどき赤裸々に

介護とお金について話してほしい、というリクエストを多くいただきます。
いったい介護にどれだけお金がかかるのか心配、ですよね…。
お金の統計という意味では、公益財団法人生命保険文化センターが毎年介護とお金に関するアンケート結果を公表しています。

どうしても統計だと平均値となるので、お金かかっているほうに上に数字が引っ張られます。なので、中央値はもう少し低いと思います。だいたいの相場観というのはあります。ざっくりしたイメージであれば、在宅介護であればヘルパーさんとデイサービス始めましたという入口で月2万くらい、寝たきりでいらっしゃるという方で月8万くらい、あといろいろおむつ代など。老人ホームになれば、食費や光熱費+毎日の介護の費用、これにお家賃がオンしますよねといったところです。東京であれば月25万くらいはかかりますねえと。


それでも、このくらいをお伝えくらいでは、聞いてくださった方もすっきりしたお顔にならず、わたしの歯切れもいまいちといえばいまいち。
それはどうしてかというと、介護だからはい、松竹梅でいくらいくらでーすと割り切れないからです。
やはり安かろう悪かろうという部分は出るわけですが(一泊5000円のホテルと50000円のホテルではおもてなしが異なるように)、お金かければかけるだけ回復できるか、安楽で気持ち良いかというかというと好みもあり異なるわけです。


虫歯の詰め物に銀歯入れるか金歯入れるかセラミックなのかと同じように。常に目的、価値観、そして懐具合で彩りは変わるのです。
入居一時金が億単位の老人ホームもあれば、月6万円の特養でなんとか年金範囲内で生活してますという方もいらっしゃいます。

いろいろな実録はあるわけですが、なかなか赤裸々には明かしづらい。そうだ、だったら母さんの出費具合を時々ご覧頂こうと思う次第です。

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1月5日、外来通院した際のレシート。通院自体は初診診療数分という内容でしたので、保険1割負担で300円くらいでした。介護タクシー代(車で15分くらいのところの往復)が右、病院の売店で買い物したいとなって下着など購入したのが左。

自分で自分の移動ができないと状況になると、足代というのは実にかかります。

ちなみに12月まで入っていた都内特養の月額はこんなでした。個室のユニット型という新しいタイプのとこですね。費用的には一番お高めのほうですかね。施設によっていろいろ加算がついたりするので、正確な金額は施設によって変わります。

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そして母さんが、職員の数が特養と倍くらいだね、お正月に数の子も出たよと興奮気味に話している、今の老人ホームの入居一時金は・・・・また今度お伝えしようと思います。

リンクを張るためググったら、老人ホームと特養ってどうちがうの、というネット広告が出てきました。

そうですよねえ。わけわかんないですよねえ。

いっぱいお伝えしたいことがありますねこれは。

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