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わたし(ヤギ)が果物農園で働くことで、広がるSDGs

こんにちは、ヤギの「こぐら」です。🐐

わたしは岐阜県山県市の「体験農園みとか」で、
同僚の「にこ」🐐と一緒に働いています。
今日はわたしたちのお仕事についてお話しします。

『いちごの葉っぱを食べるお仕事』

わたしたちの仕事を端的に言うと、
「いちごの葉っぱを食べる」ことです。

体験農園みとかでは、約40,000株のいちごを育てています。
冬になるとお客様にいちご狩りを楽しんでもらったり、
収穫してスイーツやドリンクに加工したり……

美味しいいちごを育てるためには、その過程で余分な葉っぱを取り除く必要があります。

わたしたちヤギは、その葉っぱを食べているんです。

本来廃棄するはずだった葉っぱをわたしたちが食べることで、
焼却ごみの量を減らし、二酸化炭素の排出量を削減することに繋がります。

そしてこれは、SDGs(持続可能な開発目標)の目標13「気候変動に具体的な対策を」へのアプローチでもあります。

………

なんだ、そんなちっぽけなこと。
と思う人もいるかもしれません。

しかし、わたしたちが社会に与える影響はこれだけではないのです。

身近なところから与える小さな「気付き」

わたしたちの農園には、赤ちゃんから中高生まで幅広い年代の子供が遊びに来ます。
そして、その中の多くがわたしたちヤギへのエサやり体験を楽しんでいってくれます。

この時、わたしたちがいちごの葉っぱを食べるその背景から、
子供たちは環境への配慮について少しでも考えるきっかけを得ることができるのです。

たとえその場では理解できなくても、後からSDGsを理解する助けになっていたら嬉しいなぁ、と思います。


SDGsが当たり前となった現代でも、まだまだとっつきにくいイメージは健在です。
そんな中、子供たちの日常の中にいるわたしたちが、「小さな気付き」のきっかけとなることで、SDGsの輪を少しずつ広めているのです。

美味しいいちごの葉っぱを食べながら、子供たちがSDGsに触れる瞬間に立ち会えた時、わたしはこの仕事を天職だと感じます。

それでもまだまだ、わたしたちの力なんて地球規模で見たら微々たるもの。
けれど、こうした小さな取り組みこそが重要なのではないでしょうか。


以上、わたしたちのお仕事についてでした。
これからものんびりと過ごしながら、この仕事を全うしようと思っています。

#天職だと感じた瞬間
#SDGsへの向き合い方


※SDGsについては、こちらをご参照ください。


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