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災害時に気をつけたいデマと情報への付き合いかた〜ミスリードとバイアスへの対応方法〜


こんにちは、こんばんは。
イラストレーターのミトシです。

私は東京の超低地地域に住んでいます。
土地柄、普段から災害には
敏感になってしまうことがあります。

加えて私には複数の疾患もあり、
避難が必要となると
準備が大変です。

しかし、昨今はデマや誤情報などが
SNSをもとに
頻出するようになりました。

現代の私たちは、
より正しい情報にふれ、
間違った選択を避けるように
心がける必要があります。

今回はデマと情報への
付き合いかたを再確認しましょう。



災害時はデマが頻出する


災害時には、人間は心理的に
不安が強くなります。

その不安に乗じて、
間違った情報やデマが
拡散されやすくなります。

特に以下に表した
3点に関わる情報は
デマとして流布される代表です。

  • 出本のはっきりしない、
    不安を煽る情報

  • 外国人やヘイト対象が犯人とされる
    ネガティブなニュース

  • SNSへの偽りの救助要請

この3つは、本物の情報に紛れ
より社会を混乱させようと
増加する傾向にあります。

十分警戒して
接することが重要です。


ミスリードと認知バイアス(誤認)が混じる


災害時は不安と緊張により、
普段と違って
集中力や理解力を
失ってしまいます。

特に多いのは、
ミスリード(読み違い)と
バイアスによる認知の歪み
(本能的傾向による誤認)が
起きやすくなります。

公式の情報であっても、
読み間違いや
意味の取り違いによって
ミスリードが生じることも多いです。

それだけでなく
不安によって本能的に
間違った選択をしてしまう
バイアス(本能的傾向)による認知の歪みにも
気をつける必要があります。


災害時に特に気をつけたい
認知バイアス3種


災害時に気をつけたい
認知バイアスは様々にありますが、
特に以下の3つは
避難の判断を遅らせる原因になり
命に関わる問題となります。

本来、バイアスには
ネガティブな面もポジティブな面も
両方はたらきがあり、
本能的に人間の生存を助けてきました。

しかし、現代においては
人間に天敵と言えるような
存在はいないため、
ネガティブな面が
強く出るようになりました。

そのはたらきが
災害時に判断を鈍らせる
例として挙げていきます。


正常性バイアス

「大したことじゃないから大丈夫だ」
という認知傾向です。

正常性バイアスは
自分たちの状態が危険にも関わらず
心理的正常を保つために
事態を小さく見積もります。


集団同調性バイアス

「みんなと一緒だから大丈夫だ」
という誤認です。

異変を感じていても、
集団と同調したいがために
自分の判断を
ないがしろにしてしまいます。


確証バイアス

「すぐに救助が来るから大丈夫だ」
などという誤った判断です。

自分の心理的安定を図るために
都合のいい情報だけを
選択的に受け取って
安心しようとする認知的狭窄です。


ほかにも様々に
認知バイアスは存在しますが
特にこの3つの認知傾向は
生命に関わる選択を
鈍らせてしまいます。

十分警戒して、
誤りに陥ることなく
選択を決定することが
重要となります。


情報の取り違いを防ぐには


デマや誤情報に踊らされず
ミスリードやバイアスによる認知の歪みも
防ぐには、どうすればいいでしょうか?

まず、公的機関の発信する
情報を基準にする
ことで
情報の確証を得ることが必要になります。

災害時には偽物の
公的機関のアカウントが
出現することもあります。

普段から正しいアカウントを
フォロー・認知して
誤情報を防ぎましょう。


災害時には
正しい判断をしにくいことを
知っておく
必要もあります。

ミスリードや認知バイアスにより、
本能的に誤った選択をしやすいことを
十分に知っておくことで
誤った判断を防げます。


また、あらかじめ避難などの
決め事をしておくこと

重要です。

避難経路の確認や
避難先の施設を実際に訪れるなど、
普段から災害時に備えることが
大切です。


普段から情報の出本を確かめるクセをつけ、
十分な備えをしておき
災害時もより正常時に近い状態を
保てるように
こころがけましょう。

精神的疾患がなくても
これらの状態に陥ることを知り、
常に安定した行動をできるように
対策することが必要です。




今回は以上で終わります。
では、皆さまのご無事を
こころより願っております。

ご精読ありがとうございましたm(_ _)m

またお会いしましょうね。
イラストレーターのミトシでした(*^^*)


サポート誠にありがとうございます。 これからもよろしくお願いいたします。