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だんなに惚れなおした直後、反転した話 断乳祭②

9時半にてチビ二人とも眠った!すごい!
月に1、2度しかないラッキーデー☆
断乳の神が私に微笑んでいます。ありがとう。


ということで断乳話そのつづき。

次男あっちゃんは午前10時にラストおっぱいを飲み終えた。
そのあといつもならおんぶで寝かすのだが、今日は放置。
できるだけ親の体力を消耗しないよう、夜に次男がいつもより寝てくれるよう。

結局昼ごはんを少し食べたところで眠くてぐずり、とーちゃんおんぶですぐ寝てくれた。
長男ちのは、ことあるごとに
「あっちゃん、おっぱいはもうだめだからね!だーめー!!
ちっちゃにいちゃんも、そうやって、やめたんだよ」
と覚えてないのに先輩風を吹かせる。
次男の初めての喪失をこっそりほくそ笑んでいるようだ。人間くさいね。

一時間半ほど寝て、次男起きる。
「マンマ! オッパ!」
と胸ぐらをつかんで要求してくる。
いつもこのタイミングで飲んでるもんなぁ。

この子が初めて言えた言葉は「オッパィ」だったなぁとちょっと感傷。
でももうこのおっぱいは閉店。
代わりに普段はあげないゼリーやアイスを数口あげる。

するとおっぱいはころっと忘れて夢中に。
ただ、長男もそうだったけど、この年頃、おいしく食べて終えられない。
食べてる最中は、もっと寄越せ!もっとだもっと!の威嚇。
食べ終わると、もっと食べたかった〜!なんたる悲劇!と泣き叫ぶ。

せっかくのおいしいものが負の感情ばかりを生み出す。
欲望とはかくも恐ろしきものなり。


なんとか次男とおっぱいの気を逸らしつつ、私は豚汁をつくる。
明日はなにも作らなくていいよう、いろいろ仕込む。

長男の断乳の時に、そうしなさいと教えていただき、とても助かったので。

明日はもうごはんなど作れる状態にないのだ。
静かに息をして、叫ばずにいられれば十分。

なので断乳時は早めのごはん大量作りをおすすめします。



だんなと長男だけでスーパーに買い物に行った。
帰ってきて、買った荷物を私が冷蔵庫に詰めた。
するとビール半ダースとほろよい2本がある。
我が家は普段あまりお酒を買わない。買ってもビール一本。

えっ、なにこれ?…ひょっとして、私の断乳記念…?
すごい、自分じゃ思いつかなかった、うれしい!!

口うるさくてやれやれなだんなだけど、いいとこあるじゃん。気がきくじゃん!

惚れなおしたぜっ!

通りがかっただんなに、
「ねえ、これ、あ…」
ありがとう、と笑顔で言おうとしたら、

「あ、それ今夜のzoom飲みのだから。とんないでよ」
とバッサリ言われてガーーーン!!!

愛情が一瞬にして憎しみに反転。
そもそも断乳の山場である今夜にzoom飲みすんじゃねえ!
次男泣いたら絶対おんぶでzoom飲みさせてやる!
(断乳より先に入っていた予定なので責めるのはお門違いなんだけども)


ここで溜め込まないのが我が家の流儀。その分小さな諍いは多く、長男に「けんかだ!けんかだ!!」と囃し立てられるけども。

「断乳祝いに買ってくれたかと思っちゃったよ、あーあ」
と言うと、
「あ、そっか、断乳したから飲めるのか。」
と今気づいた様子。

こちらの顔色をうかがい、
「じゃあ…ビール一本ならあげてもいいけど…」
とケチくさいスネ夫みたいな言い方。
わたしゃ、ビールの100倍ほろよいが好きなんじゃ!とゴネてほろよい一本ゲット。

反転した思いもニュートラルに戻る。
しかし、どうせほろよいを奪われるなら、もっとうまく立ち回ればいいのに。下手なだんな。



夕食時に次男を抱っこしながらごはんをあげつつ、戦利品のほろよい白ブドウを飲んだ。ひっさしぶり。おいしい。
それを見ていただんなが、新作俳句を作ろうとしていたが、うまくまとまらず。
仕方なく評だけを先に語り出した。

「断乳で苦しみ、子供に乳をあげられぬ淋しさを憂いながらも、久方ぶりの酒のうまさに心惹かれてしまい、自分をまた責める一句」

結局評だけで、実在の句はありません。
どなたか作ってくださいませ。


夜ごはん終了まではこんな感じ。
胸は静かに張って熱を帯びてきたものの、まだまだ平気。
次男もおいしいものがあれば、案外おっぱいいらず。えらい子だ。

このままうまくいくか?!

次のnoteに続きます。

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